ザ・ホワイトハウス S3-9 「苦い過ち」"Bartlet for America" エピソードガイド後編

エピソードガイド後編

エピソードガイド前編




エピソードガイド前編の続き。

現在。
ジョシュは、オフィスで電話に出ている。

ジョシュ「急ぐんだよ。だから、彼が戻ってきたら、すぐに連絡して欲しいって伝えてくれるかな。
言っただろ。どういう用件かは、言えないんだ。」

そこへ、ドナが入って来た。

ドナ「呼んでるわよ。」
ジョシュ「何処行ってたの?」
ドナ「あなたのお使いよ。」



ジョシュ「サムから、電話は?」
ドナ「ないわ。」
ジョシュ「だったら、サムから名前を書いたメモとか、来てない?」
ドナ「いいえ。ミューラル・ルームで呼んでる。」

ジョシュは思いつめたような表情をするが、立ち上がりオフィスを出た。
そこで、マイクと出くわす。



ジョシュ「何処行ってたの。」
マイク「逮捕した。」
ジョシュ「軍隊を動員するかどうかは、まだ…」

ジョシュ「誰を?」

テネシー州の17歳の少年がブレーキ・ランプの故障で止められ、警察官が近づくと逃げたという。

ジョシュ「なんで?」
彼の車には、火炎瓶の材料が積んであったからだ。

ジョシュ「なんで。」
マイク「火炎瓶を作るつもりだったのさ。」



ジョシュ「仲間は、いるのか?」
口を割らせるのに20分かかったと、マイク。

今回の脅迫は、いたずらではなかった。
ジョシュは、早速、ミューラル・ルームにいる大統領に報告した。



部屋には、州知事と脅迫を受けていた教会の牧師もいた。

大統領「テネシー州の教会は、忙しくなるぞ。
スカイラー牧師、教会で容疑者のためにケーキを焼いてやってください。イブは、家に帰れませんからね。
知事、黒人のヒーローになれるな。もし、抗議する者がいたら、FBIが証拠を掴んだと言ってやれ。」

それから、大統領はジョシュに訊ねる。

大統領「あっちの方は?」
ジョシュ「それが、かなり苦戦してまして。」
大統領「無理なのか?」
ジョシュ「ええ、恐らく。」
大統領「諦めるしか、ないだろ。打ちのめされても、立ち直るさ。レオは、柔な男じゃない。世界を手玉にとってる男なんだからな。」
ジョシュ「ええ。」
大統領「大丈夫だ。」

と、ジョシュには笑顔を見せた。



テレビから、聴聞会の質疑応答が聞こえてくる。

「長いお付き合いの中では、個人的な問題を話し合われたことは当然おありでしょう?」
レオ「あります。」
「冗談まじりにでも病気の事に触れたことは、1度もないんですか?」
レオ「ありません。」

大統領「悔しいがな。」



そして、ジョシュが何としても阻止したがっていたギブソン議員の番がやって来た。
まず、2年前の1月の件が持ち出される。

ギブソン議員「就任以来、大統領が卒倒したのはその1回だけですか。」
レオ「わたしの知るかぎりでは。」
ギブソン議員「では、選挙戦開始以来から数えても、その時だけですか?」

「いいえ、違います。」



レオがそう答えると、場内は騒然となる。

ギブソン議員「あれは、10月30日、ミズーリ州セント・ルイスで、
ジェド・バートレットが民主党の大統領候補として最後の討論会に参加した時です。」

そこで、ジョードンが、

「委員長、休憩をとらせていただきたいのですが?」

と申し出る。

今とったばかりだと委員長に言われるが、それは委員会のメンバーの話でレオはまだとっていないことを指摘する。

委員長は、10分の休憩を認めた。

「来てちょうだい。」

ジョードンは、レオにそう言い席を立った。

一方、委員長やクリフ・キャリーは、今まで聞いたことのない件が持ち出されたことで、ギブソン議員に詰め寄っていた。
「任せてくれ。」と議員。
しかし、クリフは、「そうは、いきませんよ。」と引き下がらない。
委員長は、場所を変えて話し合うことを提案する。



ジョシュのオフィス。

「やっぱり、駄目でした。」

と、ジョシュはレオに電話で伝える。



「心配せんでいい。」

そう言うと、レオは電話をきった。

そこへ、

「何を隠してるのか言ってくれないなら、わたしは降りるわ。」

と、ジョードンがレオに詰め寄って来た。



レオは、話始める。

その問題の日、レオは彼のホテルの部屋で2人のスポンサー候補と会った。
投票日の9日前。指名が決まる直前になって、資金切れになる事態を避けたかったのだ。
2人のうち1人が、「一杯やろう。」と言い出した。

その頃、大統領は討論会会場のステージにいた。

レオ「あの人は、いつも、自分の立つステージが体にしっくりくるまでその上を歩くんだよ。
よくピッチャーがマウンド上で投げやすいように足場をならすだろ、あれと同じだ。
大統領にとって、討論や演説は人の心を掴み、そして、また、チームの期待に応える最良の手段だ。」

「わたしは、彼を、心から尊敬している。」



ジョードン「その日に何があったの?」

「やはり、あのグラスを持った時…」

と、呟くように言うレオ。
ジョードン「聞こえないわ。」

レオ「グラスだよ。あの手触りが好きなんだ。グラスを持った時の感触。
いいグラスは、分厚くてどっしりと重い。氷が立てる音も好きだ。ちょうどいい高さから落とした時の。
高すぎると、氷が欠けてしまう。欠けると、酒を注いだ時、融けるのが早い。」

スポンサー候補の1人が持って来たスコッチウイスキーは、貴重なものだった。

レオ「いいスコッチは、樽の中で12年間ねかせる。もっといい物は、29年間熟成させる。
この時、飲んだ酒は、60年物のスコッチだ。」



ジョードン「そんな事より、その部屋で一体何があったの?」
レオ「だから、話そうとしているんだ。黙って、聞いてくれ。」

レオの目の前でスコッチを味わいながら、スポンサー候補たちは上機嫌な様子だ。
そろそろ、本題に入りたいレオだったが、スコッチのグラスから目をそらすことができない。



その上、1人が、「一杯30ドルのスコッチを味わいたくないのか?」と言ってくる。
レオ「いや、今夜は酔う訳にはいかないからな。」

ジョードン「依存症だと言わなかったの?」

レオは2人から50万ドルずつ引き出そうとタイミングを見計らっていたが、切り出すチャンスを掴めなかったと言う。

ジョードン「ホテルで、何があったの?」

レオは、 「一口くれないか。」と言い出していた。
そして、グラスが差し出されると、迷うことなく一口飲む。

レオ「懐かしい味がする。」



ジョードン「一杯、飲んだの?」

レオ「依存症の人間は、一杯では済まない。
わたしには、たった一杯しか飲まない人や、ワインを飲み残す人の気持ちが全く理解できないんだよ。
もう飲めないという人も理解できない。どうすれば、そんな気分になれるのか。
何故、ずっと酔っていたいと思わないのか。わたしには、全く理解できない。」

ホテルの部屋には、「おい、程々にしとけよ。」とレオに言うもう1人の人物がいた。
それが、ギブソンだった。

ジョードン「ギブソンの前で酔ったの?」
レオ「人の前じゃ、酔っ払わない。酔うときは、一人だ。」



1人になったホテルの部屋のミニ・バーから酒瓶を取り出すレオ。
その頃、討論会場では事件が起きていた。

ジョードン「そっちの話は、どうでもいいのよ。」
レオ「その一件があったからこそ、あの日のことを持ち出したんだ。」

バートレットが、会場で倒れたのだ。

本当なら、レオは既に会場に行っているはずだった。
しかし、彼はホテルの部屋で飲み続けていた。
そこへ、ジョシュからバートレットが突然倒れたと電話が入った。



すぐに会場に来て欲しいと言われるが、そこで、部屋のブザーが鳴り、ギブソンの声がする。
レオは、立ち上がり部屋のドアを開けた。
ギブソンは、忘れ物を取りに戻って来たのだ。そして、テーブルの酒瓶に目をやる。

「かなり、飲んだな?」
レオ「これから、すぐ会場の方へ行かなきゃならん。知事が、倒れたらしい。」



ジョードン「どうして、そんな時に飲んだりしたの?それまでの苦労が、全て水の泡になってしまうのに、
その日に限って、なんでそんな馬鹿なことを。」

レオ「酒に溺れる人間を馬鹿だと思っているなら、それは違う。
意志が弱いからだと思っているなら、それは拒食症の原因を外見的な美しさへのこだわりだと思うのと同じことだ。
わたしの父も、そのまた父も、アルコール依存症だった。だから、わたしは…」

ジョードン「なるべくして、なったってこと?他に知ってるのは?」
レオ「ジョシュ・ライマンと大統領だ。」
ジョードン「何故、2人だけが?他の人は、知らないの?」
レオ「リハビリ施設を出た時はみんなに歓迎されるが、病気がぶり返すと一転して誰からも相手にされなくなる。」



休憩は、あと一分。

ジョードン「話は変わるけど、どうしてさっきからわたしを食事に誘おうとするの?」
レオ「好きだからさ。何とか、口説き落としたいんだよ。」

ジョードン「質問には速やかに答えて。余計な説明はしなくていいの。それはわたしの仕事。
それはそうと、OKよ。今夜、食事の誘いをお受けするわ。」

「良かった。」と、レオは呟く。



そうして、2人は聴聞会場へと向かった。
一方、クリフは、レオが酔っていたとしてもそれは関係ないと、ギブソン議員に訴えていた。
この聴聞会の目的は、ジェド・バートレットが倫理面でルール違反を犯したかどうかを調べることだと。

ギブソン「表向きはそうだが、実際の目的は民主党に勝つことだ。」

違うというクリフに、共和党の目的はそうだと言うギブソン。

クリフ「そうだとしたら、あまりに次元が低すぎるでしょう。だから、我々は良識ある人に嫌われるんです。」

質問を続けるなら、委員会を辞めるとまで言い出すクリフ。

「そして、あなたを訴えますよ。ギブソン議員。党に対する背信行為でね。」

クリフは、側でこのやりとりを聞いていた委員長に、よく考えて欲しいと訴える。
そのために、クリスマス休暇の間、聴聞会を休会にすることを提案した。



ジョシュのオフィスにサムがやって来た。

「全員に断られた。」

ジョシュ「しょうがない。」

サム「大体、無理なんだよ。肝心の用件を言えないんだから。」



聴聞会が再開した。
委員長は、ギブソン議員に質問を続けさせるのか。



「ギブソン議員、質問を続けてください。」

ため息をつくクリフ。



ギブソン議員「マクギャリーさん、10月30日、ミズーリ州セントルイス。その日、ジェド・バートレット氏は…」



そこで、委員長が口を挟む。

「マクギャリーさんもお疲れでしょうし、弁護人に異議がなければ、新年までは休会にしたいと思います。」



「え、休会?」



と、驚くレオ。
クリフは、ホッとする。
ギブソン議員が口を出そうとするとするが、委員長は即座にクリフに合図した。
クリフは、今日の聴聞会の質問が終了したことを宣言する。

ホワイトハウスでは、ジョシュがホッと一息ついた。



委員長「みなさん、どうぞ楽しいクリスマスを。」

どういうことなのか、さっぱり分からないレオ。

レオ「君に恥を打ち明けて、損をした。」
ジョードン「でも、食事はOKしたでしょ?」
レオ「ジョードン、食事は明日の晩にしないか?」
ジョードン「何故、明日なの?」
レオ「クリスマスイブだ。」
ジョードン「いいわ。」
レオ「そうしよう。」



ジョードンは、先に席を立つ。
レオは、ふと、クリフと目が合う。



レオは、ホワイトハウスへ戻って来た。そして、オフィスへ。

「うまくやったじゃないか。弾を避けたな。」

大統領が、レオを待っていた。

レオ「今のところは。」

大統領「避けそこなったわたしよりは、いいだろ。」

大統領「彼女を口説いたのか?」
レオ「あなたには、関係ないでしょう。」

そこで、「君にプレゼントがある。」と、大統領。
「メリー・クリスマス、レオ。」と、赤い包みを手渡す。



包みをとると、小さな額が出てきた。中には、ペーパーナプキンが入れてある。
そこには、「BARTLET FOR AMERICA」の文字が。



「あの時は、嬉しかったよ。」



そう言うと、大統領はオフィスを出て行った。



レオは、むせび泣く。
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by jd_tww | 2004-12-21 05:28 | Season3
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