ザ・ホワイトハウス S3-9「苦い過ち」"Bartlet for America"  エピソードガイド前編

エピソードガイド前編

エピソードガイド後編




聴聞会を目前にしたレオに、FBI捜査官マイク・キャスパーが会いに来た。
テネシー州の7つの教会が脅迫されたのだ。
本来ならレオがホワイトハウスで対処すべきことだったが、今日は身動きが取れない。
レオは、ジョシュと共に対応に当るようマイクに指示する。

そのジョシュから、電話が入った。

ジョシュ「どうぞ、聴聞会に集中してください。こっちの事は、気にしないで。大丈夫ですから。」
レオ「いや、そうしたいが…」

ジョシュ「補佐官、手を打ちましょう。」
レオ「その話はよせ。」
ジョシュ「ギブソンの追及をかわせます。」
レオ「心配しなくていい。」

ジョシュ「僕は弁護士ですからね。敵の質問をかわすのは、得意ですよ。」
レオ「頼んどらん。」
ジョシュ「あなたの力になりたいんです。」
レオ「弁護士時代に助けられなかった人たちに対する贖罪の気持ちからか?」



ジョシュ「いいえ、そうじゃなく、あなたが落とし穴に落ちる危険性があるからですよ。」

去年の今頃、ジョシュがPTSDに陥った時、レオが助けてくれた。

レオ「そうか。」

しかし、レオは続ける。

「心配せんでいい。覚悟は、できている。」



「補佐官…」とジョシュは続けようとするが、レオは「じゃあな。」と電話を切ってしまった。

そこへ、「始まるわよ。」と、レオの弁護士ジョードンが控え室に入って来た。

レオ「朝食をとる時間はあるかな?」
ジョードン「いいえ。」
レオ「朝は、外食するに限るな。トマトジュースがいい。」
ジョードン「みんな、待ってるわ。」
レオ「待たせよう。」
ジョードン「冗談は、よして。」
レオ「いいじゃないか。」

2人は、聴聞会の会場へと向かう。

ジョードン「気持ちを、落ち着けて。」
レオ「ジョードン、わたしは、今、これ以上ないくらい落ち着いているよ。」



2人は、聴聞会の会場に到着した。
報道陣も、当然来ている。

ジョードン「レオ、わたしに隠してることはない?」
レオ「隠してることの方が、ずっと多い。」

そこへ、大統領からの電話が。
大統領官邸の寝室のテレビが、聴聞会の様子を伝えている。

大統領「なぁ、君がどうなろうと知ったこっちゃないが、わたしを守るために偽証する場合は上手くやってくれよ。」

大統領「ジョシュに策があるなら、やらせればいい。」
レオ「必要ありません。」
大統領「勝手にしろ。」

大統領「彼女は、どうしてる?」

レオが、証人席に到着した。

レオ「彼女?」
大統領「ジョードンだ。」
レオ「元気そうです。」

「その服は、どこの?」と、大統領。
「その服は、どこの?」と、レオがジョードンに問いかける。

ジョードンが"A gray Armani suit. "と答えると、「安物です。」とレオ。

大統領「名コンビだな。50年代のコメディアンみたいだぞ。」
レオ「コメディアンは、どっちですか?」

大統領「何だって?」
レオ「いやいや、別に。では、明日の晩、お笑いステージでもやりましょうか。」
大統領「明日の晩は、あけておかないと。」
レオ「ご予定でも?」
大統領「クリスマス・イブだ。」



大統領「君には、ホワイトハウスの職員1000人がついてるからな。」

聴聞会がいよいよ始まった。
行政監視委員会の委員長が、レオに起立して誓いの言葉を述べるように言う。
しかし、レオは座ったまま。ジョードンが、彼を促す。

「ちょっとした、家族の問題だよ。」

レオはそうジョードンに言うと、立ち上がった。

「本日、わたしが行う証言は全て真実であり、真実以外の何ものでもないことを誓います。」



大統領は一進一退を繰り返す多発性硬化症と診断されながら、それを隠して大統領選に立候補し、
側近たちにも知らされていなかった。
大統領候補の生活が些細なことまで公にされ秘密を守ることが難しい時代に、何故、それが可能だったのか。
聴聞会は、それを厳しく追及することを目的としていた。
質問は、まず共和民主両党の弁護士が行い、次に委員会の各メンバーが5分間ずつ共和党民主党が交互に質問する。

最初の質問は、共和党弁護士クリフ・キャリーから。
大統領との出会いを訊かれ、大統領と初めて会ったのは32年前だが本格的な付き合いは11年前からだと答えるレオ。

クリフ「マクギャリーさん、そもそも、バートレット氏に大統領選出馬を勧めたのは、あなたですね?
いつ、どこでだか、覚えてますか?」



レオ「4年前の先月。ニューハンプシャーのコンコードで。」

4年前。
ニューハンプシャー州のジェド・バートレット知事の執務室。

バートレットが「ランディンハムさん。」と呼ぶと、彼女が執務室へと入って来た。

バートレット「ここの古臭い人間と言えば、あなただ。」
ランディンハム夫人「知事。誰にもウケない冗談ばかり言ってて、嫌になりませんか?」
バートレット「いや。」

バートレット「次は、何だ。」
ランディンハム夫人「マクギャリーさんが、いらしてます。」
バートレット「レオが?…レオ!」
ランディンハム夫人「今、お呼びいたしますから、ちょっとお待ちください。」
バートレット「はいはいはい。」



バートレットはレオを出迎え、二人は抱き合った。

レオ「政界への復帰を考えているんです。」
バートレット「わたしは、大賛成だ。そろそろいいだろう。」

下院を狙っているのだろうが、2年後の上院議員選に出てみては?と、バートレット。
しかし、レオは、上院は考えていないと答える。

「ホワイトハウスが、目標なんです。」



バートレットは、レオが大統領執務室に座るのを見たいが、そうなると、アルコールの問題が取り沙汰されるだろうと告げる。

レオ「いえ、わたしが出るんじゃないんです。」
大統領「と言うと?」

レオ「この2週間、ある1つの考えが頭から離れないんです。
どこへ行っても、飛行機でも、電車でも、レストランでも、ミーティングでも、いつの間にか、ある言葉を書きなぐっている。」

大統領「何?」

レオは、1枚のペーパーナプキンを取り出すと、それを側にあった3脚に貼りつけた。
それには、こう書かれていた。

「BARTLET FOR AMERICA」



現在。
質問は、聴聞会のメンバーへと移っていた。
4年前の再会の時も、その後会った時も、大統領に多発性硬化症の症状は出ていなかった。

ラスバーン議員「もし、病気のことを聞いていたら、あなたは出馬を勧めましたか?」
レオ「わかりません。」

議員は、よく考えるようにと言う。
すると、レオはマイクを手で伏せて、ジョードンに自分が何か言ったら頷いて何でもいいから言い返してくれと頼む。
ジョードンには、どういうことだか分からない。



レオ「あのラスバーンという男は、鼻につく。」

全国放送で顔が売りたいのだ。こうしていればカメラはこっちに切り替わると、レオ。
ラスバーン議員が、答えを求めてきた。しかし、レオは彼を待たせる。

「今日のランチは、何がいい。」
ジョードン「レオ、質問に答えないと。」

レオは、議員にもう一度質問を繰り返すように頼む。
議員は、質問を繰り返す。それに対してのレオの返答は、

「やはり、分かりません。」

一方、ホワイトハウスでは、ジョシュがマイク・キャスパーFBI捜査官と共に大統領執務室にいた。
大統領は、テネシー州知事と話し合いの最中だった。
州知事には、州の軍隊を動員するつもりはなかった。地元の警察で間に合っていると言う。

そこで、ジョシュは大統領にマイクを紹介するが、FBIにはまだ何も掴めていなかった。



既に放火事件が起きていたが、怪我人は出ていない。しかし、明日はイブ。教会は、満員になる。

大統領「軍隊を動員すべきだろ。」
州知事「お言葉ですが、もし、あなたがわたしの同意を得ずに軍を動かせば、州法に反します。
ニューハンプシャー州知事だったあなたなら、ご存知でしょう。」

大統領「ニューハンプシャーで、こんなことは起こらん。」
州知事「黒人の人口も、多くありませんからね。」

州知事とはまだ話し合いを続ける必要があったが、大統領はジョシュに訊きたいことがあった。

「どんな手を使う。」と、切り出す。
ジョシュ「はい?」
大統領「どんな手を使うんだ。」
ジョシュ「何のことでしょう?」
大統領「とぼけるな。聴聞会の話だ。レオに聞いたぞ。何か、策略があるんだろ。
どんな手を使う。ギブソンが質問に立ったら、会場から追い出すのか。」

ジョシュ「あなたは、ご存知ない方がいいんです。」



2人は執務室を出ると、テレビの聴聞会の映像に見入る。

大統領「アビーも追求を受けるだろう。こんな夫を持ったばかりにな。医師としての資格を問われることになる。」



次は、ディアボーン議員。
彼は、大統領夫人アビーが夫の病気を知っていながら隠していたことを言及してきた。

レオ「隠していたかどうかは、定かではありません。」
ディアボーン議員「あなたに言いました?」
レオ「いいえ。」
ディアボーン議員「選挙スタッフの上層部にも言ってなかったんでしょ?」

そこで、レオが笑みを見せる。



ディアボーン議員「可笑しいですか?」
レオ「ええ、ちょっと。我々の選挙陣営に、上層部など存在しなかった。
アイオワ州の予備選で3位に入った時は、商店街の一角が事務所でした。」

4年前。
アイオワのバートレット選挙本部。

トビーとCJは、バスケットボールをパスし合いながら次の戦略を考えていた。
側には、サムもいる。
まだ今は本気を出していると言えなかったが、次はホインズ上院議員が相手となる。
そして、サウスダコタでは、いよいよ本気を出さざるを得ない。

「じゃあ、本物だって事を見せてやりましょう。」

サムはそう言うと、CJにボールをパスするように合図する。
そこで、勢いよくサムにボールを投げるCJだったが、それはサムの横を通り過ぎ窓ガラスを突き破ってしまった。



CJ「ちょっと、誰か来てくれない!?」

それは置いといて、話を戻すトビー。本命としてのイメージ戦略を始める必要があると言う。
資産公開に、もう1つ、とサム。

「健康診断。」

有力候補のホインズ上院議員より10歳年上のバートレット。病歴を公開しないと、とCJも同意した。



サム「よし、休憩は終わり。仕事しよ。ボール、何処行ったかな?」



アビー「あの新しく入った人たち、いいじゃない。」
バートレット「ああ。」
アビー「ジョシュ・ライマンは、頭がいいし。サム・シーボーンは、おもしろいし。」
バートレット「サムって、どっちだ?」
アビー「若い方よ。」
バートレット「どっちも若い。」

バートレットは、彼らからサウスダコタに行く前にある事をしろと言われたとアビーに話す。

アビー「次は、サウスカロライナよ。」
バートレット「その先を見据えてるんだ。」

それから、健康診断を受けるように言われたことを打ち明けた。



バートレット「今受けると、何か出るかな。」
アビー「出ないわ。今は、治まってるから。」
バートレット「わたしは、誰にも嘘はついてない。健康診断だって、自発的に受けるんだ。
受けなきゃらならん法的な義務もない。どうせ勝ち目もないしな。後は決戦で華々しく敗れて家へ帰るだけだ。」

現在。大統領は、1人呟く。

「こんな事を思ったばかりに…」



ジョシュが、サムに声をかける。

サム「あれ覚えてる?ニューハンプシャーのさぁ…選挙事務所でバスケットボールを投げてて、窓ガラス割ったろ。」
ジョシュ「僕は、いなかったけどね。」
サム「一緒に、ボール投げてなかったっけ?」

ジョシュは、サムに頼み事があって来ていた。

ジョシュ「誰か鉄鋼業界の人間を見つけて、ギブソンと話をさせて欲しい。できれば、一時間以内に。」
サム「ジム・ジェリコは?」
ジョシュ「ジム・ジェリコに頼んだんだが、急用だとかで駄目になった。他にいないかな。」

サム「一体、何を頼む気だ?」
ジョシュ「別に。」
サム「ギブソンを聴聞会から追い出すんだろ?」
ジョシュ「全員、追い出したいよ。」

サム「ジョシュ。ギブソンは、何を知ってる。」
ジョシュ「…とにかく、人を見つけてくれ。」



聴聞会は、休憩を終えてエリクソン議員が質問を始めたところ。
大統領が職務を遂行できなくなった場合の憲法の規定について知っているかという質問だった。
しかし、レオは、再びマイクを手で伏せるとジョードンに話しかける。

ジョードン「鼻持ちならない?」

レオ「ところで、どうだろう?よければ、今夜、食事でも。」
ジョードン「時間を無駄にしないで。わたしは、時給650ドルよ。何か隠してるなら、話して。」

レオ「今夜、食事しないか?」
ジョードン「わたしは、本気で言ってるのよ。」

レオは、そこでマイクに向かう。

「存じています。」

大統領に何かあった場合は副大統領に職務を受け継ぐとなっていると、議員。

レオ「いや、副大統領が職務を受け継ぐのは、大統領が死亡した場合だけでしょう。
大統領が弾劾されても、事故で怪我をしても、副大統領は副大統領のままです。」

エリクソン議員「ホインズ氏を副大統領に選んだのは?」
レオ「大統領です。」

議員は、在職中に大統領が亡くなった例は幾つもあると言い出した。
バートレット大統領の場合は、可能性が高いとまで言う。

レオ「とんでもない。それは、誤解です。MSでは、死なない。
全国放送で多発性硬化症に関して間違った情報を流すことは、犯罪にも等しい行為ですよ。
同じ病気を持つ子の親御さんたちに、謝るべきでしょう。」

「最終的に、大統領が副大統領候補を選んだ基準はただ1つ。大統領の職務を受け継ぐ能力です。
ホインズは、その基準を満たしていた。そして、大統領は彼に病気の事を話しました。」

4年前。
大統領はスタッフたちの承認を得、副大統領候補を決定した。
その人物をこれから迎え入れる。ホインズ上院議員だ。彼が部屋に入ってくるなり、

「君を副大統領に指名したい。」

と、大統領。驚くホインズ上院議員。
大統領は、アビーも含めて3人だけになると、ホインズに多発性硬化症のことを告白する。

バートレット「君には言うべきだと思ったんだよ。君を信用していることを表わすために。」
ホインズ「信用してる?」

「わたしには、大統領候補に指名される自信がある。だが、信用という言葉にはどうも弱いんですよ。」

大統領は今すぐに答えが欲しかったが、ホインズはすぐには答えられないと言い去って行った。

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by jd_tww | 2004-12-21 05:24 | Season3
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