ザ・ホワイトハウス S3-8「抑圧される女性たち」"The Women of Qumar" エピソードガイド後編

エピソードガイド後編

エピソードガイド前編




エピソードガイド前編の続き。

大統領執務室。大統領とレオが話し合っている。
もしBSEと決まったら、感染源を調べ、それと並行して牛を買い取り処分することになる。
市場に出回っている牛肉は、汚染されているいないに関わらず全て回収される。
もちろん、しばらく牛肉を売ることはできない。
牧畜業者は、おそらく廃業に追い込まれるだろう。
イギリスで起きた時には牛肉の消費量は落ちなかったが、国内での場合は違う。

大統領「親たちは怯え、食料品の価格は上がり、失業者が増え、パニックが起こる。
例え、牛肉の販売が復活しても、またいつ病気が見つかるか分からん。
1番、恐いのはな、何かが当たり前だと思った時に足元をすくわれることだ。」

大統領「なぁ、水質汚染防止法ができた年は?」
レオ「さぁ。」
大統領「知らないのか?」
レオ「昔の水は綺麗でしたので。」
大統領「それが、油断だ。」
レオ「覚えておきます。」

レオは執務室を去り、大統領はチャーリーのところへ。

チャーリー「何か?」
大統領「いや、何でもない。」

チャーリー「ほんとに、よろしいんですか?」
大統領「あぁ。」

と言いながら、チャーリーの後から覗き込む大統領。

大統領「なぁ、チャーリー。歴史は、名前と年号だけじゃない。」
チャーリー「期末試験には、それでいいんです。」



大統領は、手始めに、1845年に自然保護論者のマーシュという人物が、
バーモント州の農業活性化のために行った演説を
それと、ドイツの生物学者ヘッケルという人物が作り出した
エコロジーという言葉についての本を読むように言う。

チャーリー「何かの罰ですか?それ。」

大統領「ドイツ語の原書を読むのが1番だが、翻訳でも構わん。」

そう言いながら、執務室へと戻った。


ジョシュのオフィス。

ジョシュ「なに?」
ドナ「行政管理予算局が、財源のない自治体の緊急リポートをまとめるそうよ。
何の意味もないけど、一応やるんだって。」
ジョシュ「税金の有効利用だね。」
ドナ「じゃあ、デスクにいるわ。」

ジョシュ「ねぇ、君が娼婦だとしよう。」

ドナ「えっ?」
ジョシュ「仮にだよ。」
ドナ「それで?」
ジョシュ「何故、君の商売は違法なんだろう。」



ドナ「人身売買は、禁じられてるからでしょ?」
ジョシュ「体を売るんじゃない。貸すだけだ。」
ドナ「貸すのも、禁止よ。」
ジョシュ「モデルは、毎日やってるだろう?」
ドナ「あれは、別。」
ジョシュ「別だと思うから、別なだけだ。マッサージだって、程度によって意味合いが違う。」
ドナ「大抵のものは、程度次第よ。」

ジョシュ「売春を合法化すると、組合が誕生して、
女性たちは社会保障や医療保険を受けることもできるし、業界を管理できる。」



ドナ「そうなれば、社会的にも娼婦として見られるようになるけど、本人がそれを望むかしら。」

ジョシュは、言葉にならない声を発する。



ドナ「何?」
ジョシュ「そこまでは考えなかった。」

ドナ「じゃあ、街角に戻るわね。」



トビーは、今度は退役軍人と会う。
その1人が、友人が車椅子が壊れてしまったが医療補助がなかなか下りずに困っていると相談してきた。
トビーは、対処を約束する。
それから、本題に入る。
彼らは、例の説明文はアメリカが復讐心から日本人を殺したように思わせ、度が過ぎていると指摘する。

トビー「原爆を投下したことは、否定できないでしょう。」

彼らはそれを否定はしないが、あの説明文は事実を捻じ曲げているとしか思えないと言う。

トビー「数字のことですか。」

説明文には、日本に上陸すれば6万3千人の米兵が亡くなっただろうと書かれているが、
マーシャル将軍がトルーマン大統領に告げた推定犠牲者は、25万人だったというのだ。

そこへ、CJが現れた。

CJは、彼らがナチスを討ち破った話を持ち出してくる。
そして、1つ想像してもらえないかと言い出す。
もし、ナチスが今でもEU諸国の片隅に1つの政府として存在していたらと仮定する。
それは有り得ないと、彼らの一人が言う。
ナチスは、彼の戦友を殺した。だから、絶対に許すことはできないと。
CJは、彼らが不満なのは、彼らが命がけで戦ったことに対してスミソニアンが敬意を払わなかったからだと言う。
そして、尚も続ける。

CJ「ナチスが今も存在していて、アメリカがミサイルや戦車や戦闘機を売ることを、
わたしがこれから会見で発表すると聞いたら、どう思われます?」

トビーは、CJを外に連れ出す。

CJ「もし、わたしがクマーに生まれていたら、あなたに楯突くことは許されなかったでしょうね。
でも、ここは、自由の国です。」




サムは、遂に、大統領に全国シートベルト法への支持を訴える。
下院を通過しないと、大統領。
そして、誰かが自分の言葉をねじ曲げてとる度に、
責任を問われたのではたまらないと言う。責任は、本人が取るべきだと。
しかし、今回訴えた女性を責める気はない。どこかに怒りや悲しみをぶつけたいだけ。

大統領「シートベルト法を通過させよう。」

サムと入れ替わりに、レオ、トビー、ジョシュ、それに、CJが執務室へと入ってきた。
BSEの件で、いつ情報を公開するか。

依然と、今公開するべきだとCJ。
トビーは、早いと言う。パニックを避けるには、確かな情報が入ってからが良いと。
それに、民主党は元から牛肉業界から折り合いが良くない。誤報だったら命とりだと、レオ。

CJ「言わないより、言った方がいいでしょう。ここで何も言わずに、事態が思わぬ方向へ進んだら、それこそ命とりです。」
トビー「わたしは、反対だ。」
CJ「また、病気を隠すことになりますよ。」
トビー「隠す訳じゃないだろ。」

大統領「2人は、どうかしたのか?」
レオ「直接、訊いてください。目の前にいるんですから。」

CJ「今、言ったことはお詫びします。
とにかく、これだけは言わせてください。
第1に、健康や命に関わる情報を隠していたと分かったら、国民は大統領を許さないでしょう。
第2に、危機に際して、国民に必要なのは、恐怖心より勇気です。
第3に、情報は信頼を育て、沈黙は恐怖を育てる。言いたいのは、以上です。」



大統領「わたしが発表すれば…」

しかし、それはまずいと、トビー。
保険社会福祉省に発表させることになった。

レオたちは執務室を出るが、大統領はトビーを呼び止める。
そして、スミソニアンの方はどうなっているか訊ねる。
歴史の闇から目をそらさずに見つめることは大事だが、
今回は時期的にも場所的にもふさわしくないと、トビー。

大統領「気が変わったろ?」
トビー「そんなことは…」
大統領「CJの影響か?」
トビー「そんなことは、ないですよ。」

そこで、トビーは、例の退役軍人が言っていた医療補助がなかなか下りない件を話す。
大統領は、南北戦争当時の退役軍人はワシントンまで来なければならず、しかも長く待たされたという話をする。
それから、

「何をしたか知らんが、CJに謝れ。」
トビー「何もしてません。」
大統領「それでもだ。」

トビーは、執務室を出た。
その様子を見ていたチャーリーは、何か言いたげだ。
最初は、言いよどんでいたが、

「部長への答えになっていません。」

大統領は、トビーに詳細を聞いて、医療補助センターへ電話を繋ぐよう指示する。

チャーリー「ドイツの生物学者の本じゃ、車椅子の代わりにはなりませんしね。」

大統領「1972年だ。」
チャーリー「何でしょう?」
大統領「水質汚染防止法だよ。」
チャーリー「ありがとうございます。」
大統領「歴史には、弱いんだろう。」
チャーリー「はい。」
大統領「わたしは、詳しいぞ。」



ジョシュは、とあるビルの前にいた。
すると、エイミーがそこから出て来た。

ジョシュ「やぁ。」
エイミー「何、してるの?」
ジョシュ「オフィスへ行ったら、ここだって言われて。」

ジョシュ「エレノア・ルーズベルトは、国連総会でスピーチをした事がある。そこで、売春の合法化を訴えた。」
エイミー「エレノア・ルーズベルトって、女性が好きだった人?」

ジョシュ「国際問題担当の次官とレジーナ・ピアスが、国連の法律アドバイザーと一緒に、強制に代わる言葉を考える。」
エイミー「聞いたわ。良かった。」

エイミー「オフィスまで送ってくれるの?」



ジョシュ「売春を禁じると、女性の権利を抑圧することにならないかなぁ。」
エイミー「ヘロインを禁じると、常用者の権利を奪うことになる?」
ジョシュ「なるけど、ヘロインは体に悪い。」
エイミー「売春だって、そうよ。」

エイミー「男が、利益のために女を働かせることが問題なの。」
ジョシュ「女性にも利益が入るよ」
エイミー「場合によってはね。でも、大きくなったら娼婦になりたいっていう女の子は、どこにもいないでしょ?」

エイミー「大抵は、経済的な事情からよ。強制売春の理由は、食べるためなの。」

ジョシュ「僕のアパートに入った男も食べるためにやったんだ。」
エイミー「刑務所行きでしょ?」
ジョシュ「そりゃ、盗みに入ったんだからね。窃盗事件には、被害者が存在する。売春に、被害者は存在しない。」



全米女性機構のオフィスに到着した。

エイミー「ジョシュ…」
ジョシュ「売春は買う方にも罪はあるし、法では防げない。売春の広告は、電話張に出てる。」

エイミー「ジョシュ…」
ジョシュ「犯罪的な環境は、より多くの犯罪者を生み出すんだよ。」
エイミー「聞いて!」
ジョシュ「何?」

エイミー「何故、ここへ来たの?」

ジョシュ「さっきの事を伝えに。」
エイミー「国連の?聞いてたわ。」
ジョシュ「知らなくって。」

エイミー「電話でいいのに。」
ジョシュ「帰り道の途中だから。」

エイミーのオフィスに。

エイミー「まだ、5時よ。」
ジョシュ「あぁ。」
エイミー「こんなに早く帰れるの。」
ジョシュ「ちょっと、寄ってみたんだ。」

エイミー「あなた、秘書とつきあってるの?」
ジョシュ「いや。」
エイミー「噂を聞いたけど。」
ジョシュ「違うよ。」
エイミー「美人よね。」
ジョシュ「秘書とは、つきあわない。」

エイミー「じゃ、ジョーイ・ルーカスとは?」
ジョシュ「いや。」
エイミー「秘書じゃないでしょ?」
ジョシュ「そうだけど…」



エイミー「ねぇ、知ってる?あなたみたいな人って…」

ジョシュ「何で、そんなこと訊くの?」
エイミー「噂で聞いたから。」
ジョシュ「僕は有名人だから、マスコミにいろいろ言われるし、いろいろ書かれるんだよ。あること、ないこと。」
エイミー「巧い、言い訳。」
ジョシュ「事実を言ったまでだ。」



ジョシュ「僕みたいな人って、何なの?」
エイミー「ん?」
ジョシュ「さっき、何か言いかけたろ。」



エイミー「頭に一発食らいたい?」

ジョシュ「もう行くよ。」



ジョシュは、エイミーのオフィスを出た。
そして、通りに出てタクシーを拾おうとしたところで、
いきなり水風船が飛んで来て、ジョシュの足元で破裂した。

ジョシュ「何だよ、おい!」

頭上から、「水風船よ。」と、エイミーの声。

ジョシュ「子供みたいだなぁ。頭に当たるところだったよ。」

エイミーは、微笑み、ジョシュに手を振った。



会見を控えたCJを、ナンシー・マクナリーがオフィスで待ち構えていた。

ナンシー「クマーは、ナチスとは違うのよ。
わたしたちは、クマーと戦争している訳じゃないんだもの。」

CJ「えぇ、でも、いずれすることになるわ。いつか、必ず戦争する日が来る。
分かってるはずよ。まぁ、敵の使ってる武器はお見通しね。」

そして、クマーに基地は必要ないと言う。トルコにもバーレーンにもあるのだからと。

ナンシー「何が不満なの?」
CJ「女性を殴る国よ。女性を殺さない理由は、ただ1つ。クマー人の男を生ませるためよ。」
ナンシー「どうしろっていうの?」

CJ「クマー人に銃を売るより、銃で撃つことを提案したらどう?
第一、よく考えたら、国内じゃ、銃規制や危険な人に銃を渡さないようにする事を話し合っていながら、
クマーに銃を売るのは矛盾すると思わない?
そうでしょう!いったい、どうして、あんな国に武器を渡せるの?」

ナンシー「敵を孤立させるさせれば、かえって危険なのよ!」
CJ「分かってるし、わたしは、敵を孤立させろなんて言ってない。」
ナンシー「殺せってことでしょ?」

CJは、会見に向かおうとする。

CJ「今は、21世紀よ。世界はどんどん狭くなる。一体、どうやってこの矛盾に耐えろって言うの?
敵に武器を与えたって、反米感情が収まる訳じゃないでしょう?
でも、問題は、そこじゃないわ!」

ナンシー「そう。じゃあ、どこなの?」

CJ「問題は、アメリカが好奇の目で見ているクマーの女性たちの生活に比べたら、
アパルトヘイトもお祭りにしか見えないってことよ。
もし、15年前、南アフリカに戦車を売ろうとしたら、あなた、猛反対してたはずでしょ!?
わたしたちは、とんでもない間違いを犯そうとしてるのよ。」

ナンシー「世界は、広いの。誰もが銃を持ってる。現実を受け留めなきゃ。」
CJ「女性蔑視の国に、銃を売って、平気なの!?」



ナンシーは、それには答えず立ち去った。



CJは、気持ちを抑え、笑顔で会見の壇上に立つ。



「質問を受ける前に、月曜の予定が急遽増えました。
大統領は、スミソニアンが主催するパールハーバー60周年記念典の開会式に出席されます。」

「保険社会福祉省の方では、ラインゴールド局長の会見があります。」

「火曜には、ペンタゴンからクマーのカリファー空軍基地の使用協定を
更に10年間更新したとの発表があるでしょう。
新しいカーペットと壁の塗り替えを要求したようです。」

記者団から、笑いが起きる。

CJは、記者団席の後方にトビーの姿を見つける。
彼は、彼女に敬意を表するように両手を胸に当てた。
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by jd_tww | 2004-12-21 05:24 | Season3
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