ザ・ホワイトハウス S3-8 「抑圧される女性たち」"The Women of Qumar" エピソードガイド前編

エピソードガイド前編

エピソードガイド後編




大統領が訴えられた。
CJは、会見で記者からそのことを知らされる。
それは、トビーもまだ知らないことだった。
そのトビーによると、ある退役軍人のグループが、スミソニアンの記念典に出ないと言っているらしい。

トビー「ジンジャー、ミーティングはセットしたか?」
ジンジャー「はい。」
トビー「退役軍人との。」
ジンジャー「はい。」
トビー「来ないと言ってるグループだぞ?」
ジンジャー「はい。」
トビー「まだ、してないんだろ。」
ジンジャー「ええ。」
トビー「じゃあ、頼む。」
ジンジャー「はい。」




サムも、大統領が訴えられたという情報を司法省民事訴訟部門から入手していた。
3ヶ月前の資金集めパーティの席で、ある男性がエアバッグは危険だと言った時、
大統領は、その男性にこう言ったそうだ。
「何にでも、リスクはある。シートベルトだって、脱出の妨げになる。」
男性はそれを真に受けてシートベルトをせず、そして、事故に遭い死亡し、
付き合っていた女性が注意義務違反で大統領を訴えたのだ。
トビーは、放っとけばいいと言うが、サムは先手を打つべきだと主張する。

大統領は、スミソニアンのパールハーバー60周年を記念した展示会で開会の挨拶をすることになっていた。
それで、ある退役軍人グループの出席拒否が問題となるのだ。
その理由は、展示会がアメリカバッシングだと批判してのことだった。

また、クマー政府との基地使用協定の10年間延長の条件となる武器輸出がまとまりつつあった。
しかし、大統領は、発表はホワイトハウスにてCJがするのでなく、国防総省に任せたい。

トビー「発表を他に任せれば、ホワイトハウスは後ろめたさを感じてると取られます。」
大統領「どうかなぁ。クマーのような女性蔑視の国と協定を結ぶたびに、女性たちからの冷たい視線を感じる。」
トビー「冷たく見えるだけでしょう。」
大統領「罪悪感のせいで?」

大統領「この罪悪感は、どうしたらいい。」
トビー「無視することです。」

大統領「CJの反応も気になる。」
トビー「心配しすぎでしょう。」
大統領「まぁ、多分、分かってくれるだろうなぁ。」



「ジョシュ。」と、ドナがジョシュのオフィスの入り口に立つ。

ジョシュは顔も上げず、「なぁ、頼むから、くだらない用事でいちいち呼ばないでくれないかな。」と、答える。

すると、「ごめんなさいね。くだらない用事で。」と、ファーストレディの声。

ジョシュは驚いて立ち上がり、「失礼しました。」



アビー「おはよう、ジョシュ。」

ジョシュ「ドナ、前もって言ってくれなきゃ。」
「言おうとしたのよ。」そう答えると、ドナはオフィスを出て行った。



アビーは、エイミー・ガードナーから手紙が来たと話す。
それは、ジョシュのところにも来ていた。

アビー「かなり怒ってるわ。」
ジョシュ「いつも何かに怒ってますから、僕は気にしてません。」

ジョシュは、そこで椅子に座る。
彼女の意見は尤もだと、アビー。

ジョシュ「考慮する価値は、あるでしょうねぇ。」
アビー「考えてみて。」
ジョシュ「僕がですか?」
アビー「任せるわ。」



手紙には全米女性機構以下10以上の団体が名を連ねているし、無視できないとアビー。
しかし、ジョシュは、女性団体がたった一つの単語に過剰反応しているのだと言う。

アビー「たった一言で、国際条約の効力が劇的に変わるわ。」
ジョシュ「劇的かどうかは、ちょっと…」
アビー「草案では、強制売春となってるでしょう?それ以外の売春や風俗産業は、除くと。」
ジョシュ「訴訟は起せないという意味です。」
アビー「エイミーが言うには、国連が強制という一言をはずさない限り、訴訟は全く起せないそうよ。」

ジョシュ「彼女と話したんですか?」
アビー「えぇ。会って話して欲しいの。」
ジョシュ「しかし、本気で?」
アビー「ねぇ、くだらないような方が良かったでしょ?」
ジョシュ「えぇ、ほんとに。」



ネブラスカ州の農家が禁止された餌を牛に与え、検査を受けた。
そのうちの一頭の牛は、神経系統を蝕まれ立つことができない状態だという。
そこで、牛の組織をアイオワ州とイギリスそれぞれの獣医学研究所に送ったところ、
アイオワの方が仮の陽性反応を示したという。

BSEの疑いが出たのだ。

イギリスの結果が出なければ、はっきりしたことは分からない。
もしそこでも陽性反応が出た場合、牛肉の全面回収となる。
今のところ1万2千頭を検査したが、陽性反応は出ていない。
しかし、全国の食用牛の総数は、およそ4千万頭に上る。


オフィスでミーティングを開いているCJに、トビーがクマーとの協定について調べておくように指示する。

CJ「クマー?中東の?」

他には、ない。
トビーは、基地使用協定が満期になり、クマーは更新の条件として武器を求めてきた事情を話す。

CJ「いつから、クマーに武器を売るようになったんです?」
トビー「そんなこと、どうだっていいだろ。」
CJ「どうだって、いい?」

CJは、何を売るのかと訊く。
新型中距離空対空ミサイル、戦車、F15、F117、それに、パトリオットミサイルだ。

CJ「まさか、冗談でしょ。」




大統領への訴訟の対策として、全国シートベルト法に支持を表明するべきだとサム。
しかし、これを深刻に捉えているのは、彼だけのようだ。


公邸からやって来るなり、「セルティックスは、勝ったか?」と、大統領。

チャーリー「いいえ、惨敗です。」
大統領「チャーリー、勝ったかと訊かれたら、イエスかノーだけでいい。」
チャーリー「もう、ボロ負けでしたよ。」

チャーリーは、試験勉強中。
アメリカ現代史と20世紀後半のアメリカにおける消費動向について。

大統領「アメリカ現代史は、くだらん。」
チャーリー「やっぱり。」

大統領「アメリカ現代史など、テレビドラマと変わらん。」

大統領「勉強、見てやろうか。」
チャーリー「いいえ、結構です。」
大統領「歴史には、強いぞ。何でも、訊いてくれ。」

チャーリー「水質汚染防止法が、できた年は?」
大統領「知らんよ。」



レオとCJが執務室へと入って来た。
そして、レオは、今イギリスからBSEの検査結果を待っているところだと報告する。

大統領「また、イギリスで出たのか?」
レオ「いいえ、アメリカで発生したケースです。」

大統領「この国で?」

イギリスでの結果が出るのは、3日後。

大統領「事前に発表するべきか?」

レオにも、分からない。CJは、「発表すべきでしょう。」と答える。
すると、レオは、「3日後に結果が出るまで、情報の開示は待ちましょう。」と言う。
そして、大統領の判断は…

「ここは、待とう。陽性反応が出れば、アメリカの牛肉は輸出禁止。36億ドルの損害だ。
ファーストフード店やスーパーからは牛肉が消え、パニックが起きる。
公表は、3日後まで待とう。」



それから、レオとCJは、レオのオフィスへと移動した。

CJ「隠していたと分かったら、問題になります。」
レオ「この場合は、待つしかないだろ。」

CJは、一旦オフィスを去ろうとする。しかし、振り返り、

CJ「補佐官、3週間前、クマーで1人の女性が姦通罪で処刑されたんです。
証拠は、彼女を訴えた夫の言葉だけでした。」

レオ「で?」

CJ「わたしは、そんな国に武器を売ることを発表するんです。」


ジョシュは、全米女性機構の受付ロビーにいた。
エイミー・ガードナーに会いに来たのだ。

ジョシュ「おもしろい写真だね。どれも。」

壁には、数々の女性がモデルとなった写真が飾ってある。

「強そうな女性ばかりで、恐いけど。」

受付の女性「怒らせたら、恐いですよ。」

ジョシュ「あぁ…」



そこへ、エイミーが、「ごめんなさいね。」と現れた。

ジョシュ「エイミー。」
エイミー「つい、テレビゲームに夢中になっちゃって。」
ジョシュ「あっ、そう。」
エイミー「冗談よ。会議中だったの。」



彼女のオフィスへと入る。

エイミー「元気だった?」

そして、デスクの横のボードを指し、「何だか分かる?」と訊ねる。

ジョシュ「売春が行われている国の分布図だろ。」
エイミー「誰が作ったか、知ってる?」

エイミー「おたくの国務省よ。」
ジョシュ「君の国務省でもあるだろ?」
エイミー「どっちかって言えば、おたくのでしょう。」

ジョシュ「君から手紙が来る度に、ファーストレディは罪悪感に駆られて、
女性のために何かしなくてはと躍起になる。」

エイミー「何も、してないからよ。」
ジョシュ「どうして欲しいの?」
エイミー「聞いてくれる?」
ジョシュ「聞かなきゃ、帰れないだろ。」



エイミーは、本題に入る。
国際条約の草案が性的な搾取だと定めているのは、強制的な売春だけで、その他は対象外。
でも、偽の求人広告に騙されて、売春宿で一日15時間働かされている女性もいるという。
もっとひどいケースもある。
つい5日前、メリーランド州ベセスダで、13歳のタイ人少女が4人、首を吊っているのが見つかった。
その家の窓はシーツで覆われ、ドアは3重にロックされ、ベッドの支柱には手錠がぶら下がっていた。



エイミー「両親は、トースター並の値段で娘たちを売ってたのよ。」

ジョシュ「それが、何故、強制売春にならないの?」



エイミー「弁護士を何人かき集めても…
この2年間で、それこそ、まだおままごとをしているような年齢の少女も含めて、
10万人の女性がこの国に連れてこられて、売春を強制されたのよ。
その内、何件起訴できたと思う?」

ジョシュ「ほんの少し?」
エイミー「250件よ。放っておけないでしょ。だから、ファーストレディに手紙を出したのよ。」

しかし、ジョシュは、よそに目をやり、「あれは、何?」

エイミー「風船の動物よ。」
ジョシュ「あれが?」
エイミー「よくあるでしょ。甥っ子たちが好きだから、作ってあげようと思って習ってるの。」
ジョシュ「抽象的だねぇ。」
エイミー「始めたばかりよ。」



ジョシュ「強制は、はずせない。」
エイミー「どうして。」

ジョシュ「売春を認めている国もあるからだよ。ドイツやトルコでは、合法だ。それに、こうした国を対象外にしたら…」
エイミー「対象外にしたらぁ?」
ジョシュ「条約には、なるべく多くの国を加えないと。」
エイミー「こんな条約は、どこまでいっても無意味よ。」
ジョシュ「それは、幾らなんでも乱暴な言い方じゃないかな。」



エイミー「言っとくけど、女性は有権者の半数を占めてるのよ。選挙の結果を左右するの。」
ジョシュ「君は、誰に入れるつもり?」
エイミー「あなたたちは、連邦裁判官に女性をあまり起用していないし…」
ジョシュ「エイミー…」



エイミー「えぇ、この辺にしておきましょ。
わたしは、女性権利論者じゃない。ただ女性を守りたいだけよ。
とにかく、よく考えて。」

ジョシュは、椅子から立ち上がる。

ジョシュ「ここにあるアートは、男を震え上がらせるね」



エイミー「それが狙いなのよ。」



トビーは、スミソニアン関係者と会う。
退役軍人たちは、戦時中の宣伝ポスターの説明文に不満があるらしい。
それは「人種差別的で恐怖心を煽る」ポスターで、説明文にもそう書いているという。
そのポスターは、ミレーの「種を蒔く人」のパロディで、しゃれこうべを蒔く日本人が描かれていた。


サムは、全国シートベルト法への支持についてレオに相談する。

レオ「シートベルト法は、成立しない。」
サム「何故?」
レオ「予備選で、1番重要な州は?」
サム「ニューハンプシャー。」
レオ「本選挙で、1番重要なのは?」
サム「ミシガンです。」
レオ「シートベルトを義務化していない、唯一の州は?」
サム「ニューハンプシャー。」
レオ「自動車産業の中心は?」
サム「分かりました。」


ジョシュは、オフィスへ戻っていた。

ジョシュ「まいったよ。有権者の半分は女性だと、脅しをかけられた。」
ドナ「飾ってあった写真やアートが、そんなに恐かったの?」

ジョシュ「いやぁ、そうじゃないよ。とにかく、向こうがその気なら、
こっちだってあの団体の要求を受け入れる義務はないんだ。例えば…何?」

ドナ「避妊の…」
ジョシュ「避妊に対する保険の適用もそうだし、いろいろ要求してきてる。くだらないものに、補助金を増やせとかね。」
ドナ「女性は、欲張りってことね。」
ジョシュ「脅しには、屈しないぞ!もちろん、こっちも多少の譲歩はするつもりだけどね。」
ドナ「不本意ながら?」
ジョシュ「当然だろう。本当だったら、折れたくない。」

ドナ「でも、女性の票は欲しい。」
ジョシュ「もちろん。」

ドナ「1つ、訊いてもいい?」
ジョシュ「あぁ。」
ドナ「大きな問題を見逃してる気がしない?」
ジョシュ「いや。なんで?」



ドナ「強制という言葉を残せば、合意による売春は許される。」

ジョシュ「馬鹿げてるよ。」
ドナ「そう解釈できるでしょう?」
ジョシュ「合意なら、売春を認めると?」
ドナ「えぇ。」
ジョシュ「有り得ないだろう。」
ドナ「そぉお?」
ジョシュ「有り得る?」

ドナ「解釈次第。」



ジョシュは、CJのオフィスを訪れた。

ジョシュ「エイミー・ガードナーと会ってきたよ。」
CJ「そう。それで?」
ジョシュ「ビシッと言ってやった。」
CJ「どんな風に?」



ジョシュ「…それは、置いとくとして、例の国際条約の事だけど…
強制という言葉を削除しなかったら、アメリカは売春を認めてると解釈される危険性があると思う?」

CJ「ええ。」
ジョシュ「確率は?」
CJ「100%。」
ジョシュ「エイミーが音頭を取るから?」

ジョシュ「じゃあ、事態は違ってくるな。」

そこへ、トビーが入って来た。
ドアを閉めるように言うCJ。
ジョシュは、何事?といった様子。

CJが、BSE疑惑について話す。
冗談だろうと、ジョシュ。

ジョシュ「ドアを閉めたってことは、まだ公表しないってこと?」

それを話し合う必要があると、トビー。

CJ「これとは、別に、15億ドルの話もしないと。武器を売って入ったお金ですよ。
クマーでは、女性がレイプされると夫や息子から罰として殴られるんです。
そんな国に銃を売ることについても話し合いませんと。」

エピソードガイド後編へ続く。
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by jd_tww | 2004-12-21 05:19 | Season3
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