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ザ・ホワイトハウス S3-7 「思わぬ訪問者」"The Indians in the Lobby"

エピソードガイド




感謝祭の前日。

大統領執務室では、CJが大統領の話相手になっていた。
彼女は、既にうんざりしているようだ。
今は、感謝祭をキャンプ・デービッドで過ごすことへの不満を漏らしている。
大統領は、ニューハンプシャーの自分の農場で過ごしたい。しかし、アビーが帰りたがらないというのだ。

大統領「何の話をしてたんだっけなぁ。」

CJ「さぁ、何でしょう。多分、最初は、昔の感謝祭のことでした。
それから、話題が次から次へと変わってしまって…
ちゃんと聴いていようと頑張ったんですけど、
七面鳥に使う17種類のスパイスの話を伺っているうちに、気を失ってしまったようなんです。」

大統領「大統領に対しては、冗談を言うにも一線を画すべきだろう。」
CJ「今のは、セーフですか?」
大統領「いやいや、一線を越えている。」
CJ「失礼を。」



漸くCJは解放された。今日の仕事は、全て終わり。
彼女執務室を出ると、ジョシュが待っていた。

ジョシュ「実は、先住民が2人、ロビーに来てる。」
CJ「で?」
ジョシュ「違うよ。先住民ネタのジョークじゃなくて、ほんとに2人、ロビーに来てるんだ。」

何故、ホワイトハウスへ来ているのか。
政府間問題担当のジェイコブ・カトラーと今朝会う約束だったのだ。
しかし、カトラーに別の用件ができキャンセルされた。

ジョシュ「当然、先住民たちは、納得がいく対応があるまで帰らないと言ってる。」
CJ「わたしに、押しつけるつもり?」
ジョシュ「先住民がロビーに居座ってて、その周りにはマスコミがウヨウヨしてるんだよ。当然、君の仕事だろう。」

CJ「感謝祭の前日に先住民が来るなんて、何だか、皮肉ね。」



ロビーの先住民の2人は、女性がマギー。男性は、弁護士のジャック。
CJが、別の日にアポイントをと伝えても、待ちますの一言。
また、自分のオフィスへと勧めても、ロビーでいいと言う。

CJ「ここでは、困るんですけど。」
ジャック「なら、力ずくで追い出せばいい。マスコミの目の前でな。」
CJ「国に騙し取られた土地のことでいらしたんですよねぇ。」
マギー「ええ。」

CJ「帰れないわね。」



ジョシュ「補佐官、聞きました?ロビーに、先住民が来てるんです。」
レオ「ユダヤ教のラビになりたがっているのか?」
ジョシュ「ジョークじゃなくて、ほんとに、来てるんです。」

レオは、先週ジョージア州で起きた13才の少年が教師を撃った事件を持ち出す。
事件後行方知れずだった少年を、インタポールがローマで逮捕したと言う。

ジョシュ「イタリアの?」

もちろん、イタリアのだ。両親が、事件後すぐ逃がしたのだ。
その両親は、拘留されている。
ジョージア州の知事はイタリアに少年の引渡しを求めたが、拒否された。
理由は、ジョージア州には少年への死刑制度があるからだ。
そこで、ジョージア州がホワイトハウスへ助けてを求めてきたのだ。
ジョシュは、どうしてジョージアの地方検事局が対応に乗り出さないのか疑問に思う。

国際問題になりつつあると、レオ。

ジョシュ「僕の仕事ですか?」



レオ「関係者と話してくれ。」
ジョシュ「Si.」

レオ「イタリア語で言わんでもいい。」



来週、行政管理予算局が、貧困レベルの新たな計算式を出す。
それによると、貧困レベルが前よりも上がり、貧困層が400万人増えることになるという。
つまり、バートレット政権下で、400万人が貧しくなる。

サム「彼らは、前からそうなんですよ。貧困と見なされなかっただけで。」



マギーたちは、1856年の条約で強制的に移住させられたと訴える。
CJは、ロビーでのその話は避けたい。

ジャック「クレッグさん、ここを明け渡したら、我々は劣勢に立たされる。マスコミの目につくところにいたい。」

彼らの部族は、ストックブリッジマンシー族。
彼らは、移住を受け入れ条約に調印した。
その換わり、合衆国政府は、彼らの暮らす居留地を守り、教育と医療を保障し、独立を認めるはずだった。
しかし、土地は守られなかった。強制的に買い上げられた。Dawes法だ。
4万6千エーカーあった土地は1万1千にまで減り、いわゆる、文明社会への同化を迫られた。
Henry Dawesの言う文明とは、文明的な服装をして、自動車を乗り回し、そして、ウイスキーを飲むこと。

CJ「あの…お話の主旨は分かりますが、わたしは、何のお力にもなれないんです。」
マギー「もちろん、期待してません。」
CJ「そうですか。」

マギー「裏切られるのには、慣れてますから。」



ジョシュ「飛行機、取ってくれた?」
ドナ「ええ。」
ジョシュ「良かった。ディナーに間に合う便?」
ドナ「ええ。」
ジョシュ「アトランタで乗り換えの必要もなし?」
ドナ「ええ。と、言いたいけど、もちろん、乗り換えよ。」
ジョシュ「頼んだのにぃ。」
ドナ「直行便は、全部満席なの。」
ジョシュ「いや、探せば、あるはずだろう。」



ドナ「軍用機を使う手もあるけど、これには1つ問題があるわ。」
ジョシュ「職権乱用で追求されること?」
ドナ「じゃあ、問題は2つね。」



ジョシュ「直行便、見つけてよ。」
ドナ「何で、間際になって言うの?」
ジョシュ「なぁ、文句なら幾らでも言っていいから、とにかく、見つけて。」
ドナ「感謝祭は実家でって、急に決めたの?」
ジョシュ「コネティカットへ帰る気だった。」
ドナ「なんで?」
ジョシュ「おふくろがいるからさ。」
ドナ「フロリダへ引っ越されたんでしょう?」
ジョシュ「間違えたんだよ。」
ドナ「忘れてたんじゃないの?」



ジョシュ「僕の故郷は、コネティカットだ。
だから、燕が毎年生まれた場所へ帰るように…
とにかく、直行便を見つけて、それと、国務省のラッセル・アングラーにアポを入れてくれる?
ジョージアの少年のことで話したいと。」

ドナ「あなたが忘れてたって、お母さんに言っちゃおう。」

ジョシュ「君って、僕が小学校でいじめてた子に似てるよ。」
ドナ「でしょうね。」



サムは、ジョシュに貧困層が400万人増えたと打ち明ける。

ジョシュ「いつ、増えた。」
サム「そう。正確には、昨日だ。」
ジョシュ「例の新しい計算式で?」
サム「あぁ。」

ジョシュ「僕は、素人だから分からないけど、貧困層が少ない程再選の確立は上がるんじゃないのかなぁ。
まてよ。いや、素人でも分かる。」

サムは、行政管理予算局のバーニス・コレットと話をしなければならない。
新しい計算式への変更を延期させたいのだ。そこで、サムは、バーニスへの紹介をジョシュに頼む。



大統領執務室。
大統領の次の七面鳥料理のレクチャーのターゲットは、チャーリー。
そこへ、秘書のナンシーが現れる。

ナンシー「失礼します。部長をお通ししても、よろしいですか?」
チャーリー「もちろん!…いえ、その…代わりにお答えしたんです。」
大統領「わたしに、訊いたんだぞ。」



チャーリーと入れ替わりにトビーが入ってきた。

トビー「大統領、お願いがあるんですが、七面鳥の調理法を教えていただきたいんです。非常に、興味がありますので。」
大統領「先手をうって、その気にさせない作戦か?」
トビー「ええ。」
大統領「その手は、通用せん。」
トビー「やはり…」

トビーは用件を済ませると、七面鳥には何を詰めるのかと大統領に訊ねた。
コーンブレッド、オイスター、それに、燻製のソーセージなど。

トビー「生のまま詰めて焼くんですか?」
大統領「もちろん。」
トビー「よく焼かないと。」
大統領「わかってる。」
トビー「生焼けは、危険ですよ。」
大統領「わかってる。」
トビー「直中毒を起す。」
大統領「心配しなくて、いい。他には。」

大統領は、レオにまで七面鳥の料理法をレクチャー。
しかし、トビーに言われたことを気にしているようだ。

大統領「生焼けは、危険だそうだ。食中毒を起すらしい。」
レオ「ええ。」
大統領「実際にあったのか?」
レオ「聞いたことが。」
大統領「トビーにからかわれたんだと思ったよ。」
レオ「かもしれない。」
大統領「聞いたことあるんだろう?」
レオ「かもしれません。」

料理のことがレオに分かる訳がなかった。
大統領は、専門家と話がしたい。
そこへ、トビーの進言で目を通すことにしていた世論調査のデータが届いた。

大統領「金のかからない政策なら、わたしに名案がある。
毎年、この時期に、七面鳥の料理法についてのホットラインを設けるんだ。
料理のプロが、無料で質問に答える。」

チャーリー「ありますよ。」

バターボール・ホットライン。七面鳥の会社がやっているという。

大統領「からかってるのか?」
チャーリー「いいえ。」
大統領「いやぁ、すまん。わたしは、母国を見くびってた。」

世論調査のデータに目を通す大統領は、その質問の内容に気になる点を見つけ、
選挙参謀のブルーノを執務室に呼ぶようにチャーリーに指示する。


行政管理予算局のバーニス・コレットを出迎えるサム。
ジョシュから、かなり手強い相手と聞いていた。

サム「よろしく、バーニー。」
バーニス「バーニーって呼ばれるのは、好きじゃないの。」
サム「じゃあ、何て呼ぼうか。」
バーニス「バーニスでいいわ。」
サム「親しみが込めにくいなぁ。」
バーニス「親しき仲にも礼儀ありよ。」

彼女によると、今の計算式は、1963年に食費が家計で高い割合を占めるとした上で算出したものだった。
現在のアメリカでは、食費が家計の3分の1なんて有り得ず、家賃の方が高い。
しかも、交通費や保険料も含まれていないのだ。



ジョシュは、国務省のラッセル・アングラーと会っていた。
今回のジョージアの少年のようなケースは、初めてのことだった。
そして、今、差し迫った問題があった。
逮捕時の手続きに不備があれば、イタリアは彼を釈放するしかなくなる。
そうなった場合、誰の保護下になるのか。少年は、野放しになるという。
少年は仮逮捕された状態で、正式な手続きはされていない。
そうなると、イタリアの法律には触れていない少年は釈放されることになる。
ジョージア州知事が死刑はないと保証しない限り、殺人を犯した少年が無罪放免となってしまう。
アングラーは、ジョシュに駐米イタリア大使と話すべきだと助言した。



先住民たちに与えらたのは不毛な土地ばかりだった。
だから、二束三文で売るしかなかった。
それが、1934年の法改正で、土地を買い戻せるようになった。
いい土地も悪い土地も。何故、悪い土地も?と、CJ。
それは、信託財産にすれば、もう取り上げられることがないから。

そして、彼らが今ホワイトハウスにいるのは、
政府から保障されるはずの下水処理や医療施設の申請への返答を求めるためだった。
そこで、CJは、彼らがその返答を15年もの間待たされていることを知る。

マギー「だから、ここで待つぐらい何でもないのはお分かりでしょ。」



ジョシュは駐米イタリア大使と会いイタリアの外務大臣への少年引渡しの説得を頼むが…

大使「ここが、レストランだとしよう。そこに、行儀の悪い女の子がいたとする。
走り回ったり、料理を投げたり。
父親は、その子を罰するために、ワインボトルで頭を殴り、地面に叩きつけて、何度も蹴りつけている。
もし、その場にいたら、君はどうする?」

ジョシュ「少年は、人を殺したんです。」



大使「じゃあ、その女の子が罪を犯していたなら、父親の行為は許されるのかね?」
ジョシュ「そうやって、例え話にされると、問題があるように聞こえます。」

大使「あぁ。それに、もし、父親が、自分の娘をどう罰しようと自由だろうと言ったら、
この父親は、理性や判断力を失っているという結論に達するんじゃないか?
だから、娘と、引き離すべきじゃないかと。」

頼みは、受け入れられなかった。



ブルーノが、執務室へと通された。
大統領は、世論調査でとんでもない質問がされていると抗議する。
大統領が感謝祭を何処で過ごすべきだと思うか。
そんなことは自分の勝手だろうと、大統領。
しかし、ブルーノは、自宅で過ごすと政治的意図があると取られるかもしれないと言う。
自宅が、予備選の皮切りとなるニューハンプシャーにあるからだ。
大統領は、ただ家族と過ごしたいだけ。ブルーノに、家族への干渉を禁止する。
それに対し、家族を政治から無理に引き剥そうとすると、かえって余計な抵抗が生まれると、ブルーノ。

ブルーノ「政治に家族を巻き込みたくないと思うなら、わたしとしては、あなたに、
政界からの引退を勧めるしかありません。
バートレットという船のスピードを上げるためには、何でもするべきでしょう。
家族を巻き込むなと言うなら、あなたは完全に間違ってる。
選挙を捨てる気ですか?何もかも、水の泡にして。あなたは、間違ってる。」



CJは、先住民の件でレオに掛け合っていた。
内務省の回答が遅れている理由を探ろうと言おうと、レオ。
CJは、それを関係者の口から彼らに伝えて欲しい。しかし、感謝祭の前日で誰もいない。
月曜にしろと、レオ。

CJ「そう言ったら、彼らは手錠をかけられて連行されるまで、頑としてここに居座りますよ!」

せめて首席補佐官であるレオに彼らに会ってもらえたらとCJは望むが、却下されてしまった。


大統領は、名もない1市民としてバターボール・ホットラインへ電話をかける。
ところが、オペレーターは、彼に名前を訊いてきた。

大統領「わたしは、ジョー・ベターソントンだ。」

次には、住所と番地。

大統領「ファーゴだ。」

側で楽しそうに見ていたトビーは、即座にチャーリーにノースダコタ州ファーゴの郵便番号を調べさせる。

大統領「待ってくれよ。番地は、えぇとぉ、11454 プルーダ・ストリート。
間違えずに書いてくれ。ここが肝心だ。ストリートだからな。
ここは、プルーダ・ウェイやプルーダ・レーンもあるんで…紛らわしい。」

そこへ、チャーリーが、メモを持って執務室へと入ってきた。

大統領「ノースダコタ州ファーゴ、郵便番号は、50504だ。」

オペレータは、声に聞き覚えがあると言う。
ラジオCMに出演していると、大統領。
そこでやっと本題になり、オペレーターは丁寧に答えてくれる。
詰め物が生のままでは、やはり食中毒の危険が高い。
防ぐには、よく炒めること。トビーの言う通りだった。

大統領「これは、使えるぞ。週に1度は、かけよう。」

そこで、キャンプ・デービッドへ出発されてはと、チャーリー。
しかし、大統領は、もう1つ仕事が残っていると言う。

大統領「家族の中に、裏切り者を見つけたよ。」

ファーストレディに公邸で待っているからと伝えるように言うと、執務室を後にした。



ジョシュには、何故、ホワイトハウスが地方検事の仕事に首を突っ込まなければならないのか分からなかった。

それは、大統領にローマ司教から電話が来ることを避けるためだと、レオ。

ジョシュ「何故、電話が来ちゃまずいんですか?」
レオ「ローマ司教には、もう1つの呼び名があるだろ?」
ジョシュ「もう1つの呼び名って?」
レオ「法王だ。」
ジョシュ「ローマ司教って、法王のことですか。」



法王が乗り出すと、宗教問題に発展する。
レオは、イタリアは放っておいて、国内で処理するように言う。
つまり、死刑を求刑しないように地方検事を説得するのだ。
地方検事ファラガットは、前回のジョージア4区の選挙で負けていた。

ジョシュ「つまり、彼を口説き落とすんですね。選挙協力を、そのう…」
レオ「餌に。」

彼は、今、アトランタ発の飛行機に乗るために空港へ向かっている。



ジョシュがレオのオフィスを出ると、ドナが直行便のキャンセル待ちに登録したと言う。

ジョシュ「いいよ。もう。」
ドナ「なんで!」
ジョシュ「アトランタで乗り継ぐ。」
ドナ「当然じゃない。」



ジョシュは、8時の便が出る1時間前にアトラントに着くための飛行機の手配と
ファラガット地方検事の最新の写真などの情報を得るようにドナに指示する。

ジョシュ「あと、お袋に電話して、遅れるって言って。」
ドナ「ジョシュ…」
ジョシュ「えっ?」
ドナ「自分でして。」
ジョシュ「だよね。」



新たな貧困層をどう扱うかべきか。下手をすれば、再選の障害になる。
サムは、感謝祭が済んだらブルーノと話そうとトビーに提案する。
思いきった戦略が必要だからだ。

サム「部長は、ご不満でしょうけどね。」
トビー「当然だ。」

そう言うと、トビーは家路についた。


秘書のキャロルが、CJに警備員が困っていると伝えに来た。

CJ「何を困ることがあるの?弁護士とミシガン州の1市民よ。いつでも、逮捕できるでしょう?」
キャロル「ええ、警備員もその気みたいよ。」



トビーはホワイトハウスの門を出たところでブルーノと出会い、貧困層の増大の再選への影響を話す。
ブルーノは、新たな計算式は選挙の売りにできると言う。
そして、ホワイトサーモンの話を持ち出してきた。
昔、ホワイトサーモンを売りさばこうと考えた男が思いついたのは、
缶詰にしてもピンクサーモンには変色しないことを保証するラベルをつけること。

ブルーノ「全ては、売り方次第なんだよ。」

「今の計算式には欠陥があったのに、誰も修正しなかったんだろう?そこが、売れる。」

そこで、ブルーノとトビーは、また月曜に話そうと別れる。

「わたしは、何だって売れる。」
ブルーノは、1人呟いた。



アトランタ空港ロビー。
ジョシュは、ファラガット地方検事に声をかける。

ファラガット「まさか、これだけのためにわざわざ…」
ジョシュ「いえ、母がフロリダにいるんです。生まれ故郷を捨てて。」
ファラガット「捨てた?」
ジョシュ「何でもありません。」

ジョシュ「イタリア側は、州知事よりもあなたの方を心配してます。」
ファラガット「イタリアに指図される覚えはない。悪いが、君ら政府にも。」
ジョシュ「被告は、いないんです。」
ファラガット「折れれば、立場が弱くなる。」
ジョシュ「えぇ、ただでさえ、ジョージア4区は民主党に厳しいのに、死刑に反対だとみなされたら致命的だ。」



ファラガット「わたしは、反対してない。」
ジョシュ「みなされたらですよ。誤解と闘うには、とにかくテレビで訴えることだ。もちろん、今度の選挙に出るんでしょ?」
ファラガット「前回、ボロ負けしたのを知らんらしいな。」

そこで、ファラガットが乗る便の搭乗案内が流れる。

ジョシュ「死刑は求刑しないと、約束してください。」

そう言いながら、上着の内ポケットから封筒を取り出し、

「いくらでも、テレビに出られるように取り計らいますから。」



ファラガット「待ってくれ。まさか、金が入ってるんじゃないだろうな。」
ジョシュ「いえ。まぁ、似てますが、違います。」
ファラガット「名前か?」
ジョシュ「ええ。3人の…地元の人じゃない。言う通りにしてくれたら、彼らが選挙に協力します。」
ファラガット「今回は、勝てるんだな。」
ジョシュ「飛行機が待ってます。」



2人は、握手を交わす。

ファラガット「いい感謝祭を。」
ジョシュ「あなたも。」



公邸の大統領のベッドルーム。
大統領は、夫人のアビーに感謝祭はここで祝おうと言う。娘たちも来ると。
世論調査の結果で国民は父親を求めていることが分かり、大統領にはここにいてほしいと解釈したのだ。

アビー「キャンプ・デービッドに行ったっていいのよ。」
大統領「裏切り者!」

大統領「見つけたぞ。やっぱり、君が裏切ったんだな。」

アビーは、世論調査の結果を受けて、大統領がキャンプ・デービットで過ごすよう仕向けることに協力したのだ。

大統領「わたしが七面鳥の詰め物を詰めてから焼こうと、焼いてから詰めようと、どうせ君らには分からんだろう。」
アビー「あなたが作ったものは、いつも娘たちが食べてから食べるようにしているの。」
大統領「わたしもさ。」



CJは、再びロビーにいた。

CJ「国がマンシー族と結んだ条約は、幾つ?」
マギー「6つ。」
CJ「破ったのは、幾つ?」
マギー「6つよ。」

CJ「1778年に、マンシー族は何を?」
マギー「ワシントンと闘ってたわ。」
CJ「何故、ウィスコンシンを追われたの?」
マギー「ワシントンに負けたからよ。」
CJ「そこは、元々、誰の土地?」
マギー「わたしたち。」

CJ「これから、警備員が外で案内するわ。
2、3分かかるから、その間に必要な場所に電話して。
または、わたしのオフィスへ来てくれれば、
月曜にアポイントを入れるから。
必要な経費は、こちらで持つわ。」



ジャック「分かった。」

CJ「分かったって、何が?」
ジャック「よく、分かった。」
CJ「ねぇ、だから、それはどっちの…」
マギー「あなたのオフィスへ行くわ。」

CJ「何故、先住民の大虐殺を問わずに、こんな小さな不正と闘うの?」
マギー「他に道がある?」



そして、3人は、CJのオフィスへと向かった。
by jd_tww | 2004-12-21 05:17 | Season3
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