ザ・ホワイトハウス S3-5「ドナの日記」"War Crimes" エピソードガイド

S3-5「ドナの日記」"War Crimes" 感想




日曜のホワイトハウス会見室。

CJは、その朝テキサス州アビリーンで起きた銃撃事件について報告する。
それは、9時の礼拝が始まって15分後の事だった。

そこまで言って、CJは、記者席に懐かしい顔を見つけた。
ミャンマーにいるはずのウィル・ソーヤーだ。

CJ「あなた、サンフランシスコ・クロニクルに入ったの?」

いいやと、ウィル。

CJ「じゃあ、その席には座らないで。」

CJは、銃撃事件に話を戻す。
容疑者は、逃げた妻を探しに聖堂内に入り38口径を一発撃ったが、
妻ではなく65歳の男性の左肩に命中。
その男性は、現在手術を受けている。
容疑者は、それからも何発か発射。
そこで、礼拝に来ていた1人の男が、
上着の下から自動拳銃を取り出し容疑者に向けて撃った。
しかし、その一発がメリッサちゃんという少女に命中してしまう。
メリッサちゃんを撃った男は、
外から見えなければ銃を持って良いという許可を得ていたという。
そこで、CJにメモが渡される。

CJ「メリッサが…亡くなったそうです。」

彼女は、明日が9才の誕生日だった。



ドナは、聴聞会に向かう前にサムからアドバイスを受ける。

ドナ「いろいろ、ありがとう。」
サム「ジョシュにも相談した?」
ドナ「彼、怒ってるの。」
サム「怒ってる?」
ドナ「ええ、わたしに。」
サム「そうは見えない。」
ドナ「顔には出さないから。とにかく、アドバイスありがとう。」

サム「質問を受けてると、悪いことしたような気分になる。でも、違うよ。」
ドナ「なにが?」
サム「してないんだから。」
ドナ「ええ。」


礼拝から戻った大統領に、銃撃事件で被弾した少女が亡くなったことが伝えられた。
レオは、大統領にホインズ副大統領をテキサスへ行かせるよう進言する。


ドナは、下院の行政監視委員会の聴聞会の席に着いていた。
宣誓した上での証言となるので、法廷で証言した場合と同じ効力を持っている。
委員会の法律顧問として、クリフ・キャリーも同席していた。

クリフ「まず、お名前をどうぞ。」
ドナ「ドナテッラ・モス。d-o-n-n-a-t-e-l-l-a-m-o-s-sです。」

そこで、クリフは、証人と自分に個人的な付き合いがあることを
記録に残す承認をドナ側の弁護士たちに求める。

クリフ「証人には、日曜日にご足労いただいた事に感謝いたします。
ここへは、自主的に?それとも、召喚状のために?」
ドナ「召喚状です。」
クリフ「気楽にしてください。固くならなくて、いいんですよ。」

それから、クリフは、ドナが最近調査のために書類をまとめたことについて質問してきた。
ジョシュとホワイトハウス法律顧問弁護団室からの指示に従って、
各部署間や省庁間で交わされた書類を、就任後のはもちろん、選挙中にまで遡って調べたものだ。

クリフ「確認ですが、その選挙というのは…」
ドナ「大統領選です。」
クリフ「結果は、どうでした?」
ドナ「勝ちました。」

続いて、他のメンバーからの質問を受ける。

「モスさん、アルバムはお持ちですか?」
ドナ「いいえ。」
「では、スクラップブックは…」
ドナ「すみません。写真はあるけど、アルバムには貼ってないんです。」
「なるほど。スクラップブックは?」
ドナ「いいえ。」
「手紙やメモやその他の文書は、保存されてますか?」
ドナ「ええ。もらったバースデーカードや、父からの手紙は。」
「日記は、つけてますか?」
ドナ「いいえ。」

そこで、クリフが次の質問を遮り、その直前の質疑応答の確認を求めた。

「質問、日記はつけてます?答え、いいえ。」

それを聞きながら、ドナを見つめるクリフ。

クリフ「ありがとう。どうぞ、続けて。」


CJがオフィスに戻ってくると、ウィル・ソーヤーが彼女の椅子に座っていた。
ミャンマー政府と麻薬との関係を追っていたが、
そのことで首に賞金を懸けられて2年半ぶりに帰国し、
不本意ながらホワイトハウス担当に戻されたのだという。
そのウィルが、CJにコメントを求める。
トビーが、大統領が再選を果たしたら、それは副大統領のおかげだと言ったというのだ。
直接ウィルに言ったのではない。トビーから聞いた人物が洩らしたのだ。
それは、トビーが、下級職員とのミーティングで、
ある地域では大統領より副大統領の方が支持率が高いことを挙げた際に言った言葉だった。

その事実を知らされたトビーは、ホワイトハウスの下級職員と上級アシスタントを集めることにする。


一方、大統領執務室では、大統領がホインズ副大統領を呼びテキサス行きを要請していた。
来週、州の立法府の全国会議がテキサス州で行われるのだ。

ホインズ「わたしがテキサス人だから。」
大統領「それに、副大統領の仕事だからだ。」


ドナが聴聞会を終えアパートに帰ってくると、そこでクリフが待っていた。
車で先回りをしたのだ。

ドナ「ここにいて、いいの?」
クリフ「いや。」
ドナ「なら、何故…」
クリフ「嘘をついた理由を知りたい。」
ドナ「いつの?」

ドナ「ついてないわ。」
クリフ「日記を見たんだよ。この前、君の部屋で。どうして日記をつけてないって言ったんだ。」
ドナ「日記はつけてないわ。」
クリフ「見たんだよ。」

ドナ「嘘よ!だって、わたし日記なんか…」
クリフ「ドナ、誰にも言わないから。嘘をついた理由を教えてくれ。」
ドナ「誰にも言わない?あなたは、監視委員会の弁護士でしょう?
わたしの上司や大統領を調べてるんでしょう?」

ドナ「さっきのあなたには、ムカついたわ。気楽にしてって。何、あれ。」
クリフ「何故、嘘を…」
ドナ「日記なんか、ないわよ。」

クリフ「合衆国法第18篇1001章。議会に対する嘘。罰金1万ドルと5年未満の懲役。
第18篇1505章。省庁機関委員会に対する妨害行為は、やはり、5年未満の懲役。
第2篇192章。議会侮辱罪。罰金1000ドルと普通刑務所での12ヶ月未満の懲役。
君は、うっかりミスをしただけだ。
僕が君の弁護士と話して穏便に済ませよう。」

ドナ「わたしの部屋に来たことを、弁護士に言うの?
脱いだ下着を探していた時に、日記を見つけたなんて言える?
ここには来ないで。」


ホワイトハウス。

教育施設改良に取り組むサムは、その予算を歳出委員会から引き出そうとしていた。
票を握る1人の議員は、ホワイトハウスがある法案に
もっともな反対理由を出さないことには納得しないという。
その法案とは、公定貨幣改正法。
それは、1セントの製造を停止させようというものだ。

過去30年間に製造された内3分の2は貯金箱や引き出しの奥に眠っていると、サム。

ジョシュ「お前、調べたのか?」
サム「おもしろいよ。」
ジョシュ「冗談だろ。」

サムは、更に詳しく調べていた。

ジョシュ「サム…」
サム「危ない人になってきちゃってる?」
ジョシュ「ああ。」

サム「お前、ドナに怒ってるのか?」
ジョシュ「怒っちゃいないよ。なんで?ドナがそんな事言ってた?」
サム「出かける前に。」
ジョシュ「連絡あった?」
サム「いや。」
ジョシュ「もう、終わった頃だろう。」

サム「これ、わかる?アメリカの何処にでもある人工の物体で、
自動販売機でも公衆電話でも使えないものは?」

ジョシュ「1セントだろ。」
サム「正解。」
ジョシュ「……」
サム「橋の料金所でも使えない。いや、イリノイは別だけど。」
ジョシュ「なんでイリノイじゃ使えるの?」
サム「さあ。調べとくよ。」
ジョシュ「いいよ。調べなくて。」


大統領執務室。

ニュージャージー州では、銃の携帯に条件は何も存在しない。
それは、外から見えなければ銃を持って良いという許可を、
警察の一存で勝手に与えられるという事だ。
テキサスは今、ニュージャージーと同じ方向へ向かおうとしていると、大統領。
そこで、ホインズをテキサスへ行かせたいのだ。
しかし、それはホインズにとって自殺行為となり得る。

大統領「君が信念を訴えれば、テキサスにも伝わる。」
ホインズ「わたしの信念じゃない。あなたのでしょう。」
大統領「そうだ。忘れてた。」

銃の所持者を危険人物扱いしてもらちは明かないし、
それに、特に南部では、銃は父から息子へと受け継がれて行く
1つの伝統であり遺産だと、ホインズ。

大統領「理由には、ならん。」

開拓時代はもう終わり銃は必要ないと、続ける。

ホインズ「あなたは、今回のアビリーンの事件を利用していると言われますよ。
全米ライフル協会は、あなたが喜んでると言うでしょう。」

大統領「連中をこの部屋に呼んで、そう言わせろ。
今すぐだ。わたしの前に呼び出せ。
喜んでるだと?死んだのは、9才の子供だぞ。」

「死んだ子は、9才だ。」

そこで、ホインズは議論の矛先を変えようとするが、そうはいかない。

大統領「今度の事件で少女を撃ってしまった男は、何の罪にも問われない。
それは、何故か。その教会には、銃を持って入ることを禁じる表示がないためだ。」

「この問題は、議論を呼ぶぞ。死んだ子は、9才だ。」


ドナが、ホワイトハウスへ来ていた。

サム「無事、済んだ?」
ドナ「ええ。」

しかし、その表情は、曇っている。
そして、ブルペンにジョシュの姿を見つけた。

ジョシュ「どうだった。」
ドナ「ちょっと、話があるの。」

2人は、ジョシュのオフィスへと入って行く。

ジョシュ「どうしたの。」

ドナ「日記をつけてるかって訊かれて、つけてないって嘘を言ったのよ。」

ジョシュ「なんで、嘘を言ったの。」
ドナ「わからない。」
ジョシュ「どういう意味。」
ドナ「日記に大したことは書いてないけど…」
ジョシュ「他に日記をつけてるって、知ってる人は?」
ドナ「いいえ、誰もいないわ。ただ、見られたの。クリフに。」

ジョシュ「どういうこと。」
ドナ「さっき、クリフに言われたのよ。わたしのアパートに来た時に日記を見たって。」

ドナ「証拠になるような事は、書いてないわ。読まれてまずいようなことは…」

ジョシュ「そんなこと、わからないだろ!
何が証拠になるかを決めるのは、君じゃないんだから!」

ドナ「大きな声、出さないで。」

ジョシュ「委員会は、大統領を追及するきっかけを欲しがってる。
それを、君は差し出したんだ!」

ドナ「わかってる。」

ジョシュ「君は召喚され宣誓した上で、質問に答えたんだぞ!」

ドナ「しくじったの。」

ジョシュ「わかってるのか!?」

ドナ「どうすればいいの。」
ジョシュ「何もするな。何もせず、じっとしてろ。」

ドナは、オフィスを出て行った。


食堂。

下級職員と上級アシスタントが集合していた。
そこにいる全ての者が、問題のミーティングに出席していた訳ではない。
しかし、トビーはみんなに聞いてもらいたいのだ。

トビー「我々は、仲間だ。1つのチームだ。
大統領と補佐官を筆頭とするチームだ。
勝つも負けるも、一蓮托生。共に喜び。共に哀しむ。
仲間がいるから敗北に耐えられるし、勝利の酒は美味い。
このチームが気にいらないなら、抜ければいい。
知ることは、素晴らしい。
スクープや特ダネを握っていれば、記者に近づいて、
すごい事を知ってると言いたくもなるだろう。
だが、それは、裏切り行為だ。このチームを売ることになる。
明日、その記事が新聞に載るだろう。
わたしにとって侮辱であり、大統領にも侮辱だ。
魔女狩りをする気はない。騒ぎ立てる気も。誰かのクビをきる気もない。
だが、これだけは言いたい。
わたしは、君らを…信じている。君らのためなら何でもする。」

その様子をサムが見ていた。

サム「みんな、ビックリしてた。」
トビー「ああ。」

「君は、いい部下だよ。」

何かできることがあれば言って欲しいと、トビー。
サムは、1セント硬貨の件で助けてもらうことにする。
トビーは、下院でその法案が審議されることはないだろうと言う。
議長が、イリノイの出身だからだ。料金所で1セントが使える唯一の州。
何故か。それは、リンカーンの出身地だから。1セントに彫られている。

サム「これ、理由になるな。かなり馬鹿げた理由だけど、通るでしょ。」
トビー「もちろん。」
サム「感謝します。部長のおかげですよ。」


一方、CJのオフィスでは、トビーの発言にコメントを求めていたウィルが
既にそれに興味を失っていた。ニュース性がないと言うのだ。
それに、ミャンマーを追われた身である今、ゴシップを追っている場合じゃないと。

CJ「好きな席に座って。」


レオのオフィス。

レオは、戦争犯罪裁判の件でアダムリーと会っていた。
彼は、ベトナム戦争でレオの上官だった。
来週末の大統領のラジオ演説の草稿が、
裁判に賛成する内容になっていると、アダムリー。
フィッツフォレス統合参謀本部議長やペンタゴンにとって、
戦争犯罪裁判はとてつもなく大きな問題だと言う。

1つの国では手に負えない大きな犯罪。
例えば、組織的な民族の撲滅や奴隷制、拷問、レイプ、強制妊娠、テロリズム。
こうした犯罪を裁く常設の機関が必要だと、レオ。
それに対して、アダムリーは、国家の主権はどうなると返してくる。
アメリカには、自らの政府と法律に対する責任があると言う。
しかし、戦犯法廷は、協定によって守られている。
それに従わない場合には、国連が動きだすことになる。
第一、世界の流れに逆らうことになると、レオ。
しかし、アメリカ兵が拘束され戦犯法廷で裁かれた場合、
力づくで救い出すよう国に求める声があると、アダムリー。

レオ「そこで、逃げ道を何処に求めると言うんだね。」

そこで、アダムリーは、ベトナム戦争でレオが出撃したある作戦を持ち出してきた。
上官であるアダムリーの指示は、河の上に南北に架る橋への攻撃だった。

レオ「あれは、軍事施設だ。」

アダムリー「それは、民間施設だった。」

ダムだったのだ。そして、

アダムリー「11人の民間人が、死んだ。」

レオ「何で、今ごろ言うんだ。」

アダムリー「君も戦犯として裁かれていたかもしれない。」

レオ「どうして、今ごろになって言うんだ!」

アダムリー「戦争は、全て犯罪だ。」


大統領執務室。

大統領とホインズの話し合いは、続いていた。

ホインズ「病気の事で弁明を続けていたんじゃ、ダメでしょう。」
大統領「こうなったのは、誰のせいだ。」
ホインズ「どういう意味ですか?」
大統領「なんでもない。」
ホインズ「大統領!」
大統領「君のせいじゃないか。」

ホインズが大統領選への出馬を匂わせたせいで、
人々は自分の健康に疑問を抱いたと続ける。

まさか再出馬するとは思っていなかったと、ホインズ。

ホインズ「あなたは完全にぶち壊したんです。全てを。」
大統領「ああ、その通りだ!」
ホインズ「ええ、あなたのせいです。」

大統領「わたしの副大統領は、楽じゃないか。」
ホインズ「ええ、全くです。」

大統領「だが、君が副大統領として指名される道は、1つしかない。
わたしが、勝つことだ。」

ホインズ「ええ。そして、あなたが勝つためには、わたしの力が必要だ。
それは、お分かりでしょう。」

大統領「ああ。」

大統領「テキサスへ、行ってくれ。」
ホインズ「指名を約束してくださるなら。」
大統領「ああ。」


公園。

ジョシュとドナがベンチに座っている。
そこへ、クリフが現れた。



ジョシュだけが立ち上がり、クリフに歩み寄る。

ジョシュ「そこにコーヒーショップがあるから、そこへ行って日記読んできて。
1時間、待つよ。
もし気になる部分があったら、明日召喚状を出せば日記を押収できるし、
そうしなければ、それまでだ。
もし、日記の一部が新聞に出たり、僕の気に入らないことがあれば、
10月4日と5日の内容を暴露する。」

クリフ「その2日に何が書いてあるんだ?」

ジョシュ「君だよ。」

クリフ「なるほど。」

そこで、ジョシュからクリフへと日記が手渡された。
クリフが立ち去り、ジョシュはドナの元へ戻る。

「かなり冷え込んできたね。」

「うまくいくさ。」
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by jd_tww | 2004-12-21 05:13 | Season3
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