ザ・ホワイトハウス S3-3 「アメとムチ」"Ways and Means"

エピソードガイド

感想




大陪審。

合衆国司法長官から任命された特別検察官クレメント・ロリンズにより、召喚状が発行された。
この召喚状には、証言並びに証拠書類の提出を求める強制力がある。

「対象は、以下の通り。
ジョサイア・バートレット。アビゲール・アン・バートレット。
エリザベス・バートレット・ウエスティン。エレノア・エミリー・バートレット。ゾーイ・パトリシア・バートレット。
レオ・トーマス・マクギャリー。ジョシュア・ライマン。
クローディア・ジーン・クレッグ。サミュエル・ノーマン・シーボーン。トビー・ザッカリー・ジーグラー...」




ホワイトハウス、資料室。

ドアが開き、ジョシュが中を覗う。

ジョシュ「ドナ?」

ドナ「はい?」
ジョシュ「何、してるの?」

ドナ「大統領のプライベートスケジュールが入った箱を探してるの。
この箱のどれかに大陪審で必要なスケジュールがあるはずなのよ。」

ジョシュ「ひょっとして、徹夜?」
ドナ「今、何時?」
ジョシュ「朝の7時半。」
ドナ「昔は、英文学の試験の前になると、よく徹夜したっけ。」

ドナ「ジョシュ?」
ジョシュ「えっ?」
ドナ「わたし、英文学の試験、受ける訳じゃないわよね。」
ジョシュ「いいや。」



ドナ「この箱のどれかに、10万人の教師増加に関する大統領のメモがあるはずなの。
病気が職務に影響しないことを示す証拠よ。」

ジョシュ「1つ、訊いてもいい?」
ドナ「ここは、任せて。」
ジョシュ「君は、この箱のどれかにあるって言うけど...」
ドナ「ここは、任せて。すぐ見つかるわよ。全ての箱のナンバーと入っているもののリストがあるから。
ジョシュ「そのリストは、どこにあるの?」
ドナ「.....」
ジョシュ「あぁ、それを今探してるのか。」



ドナ「昔は、良かったわ。農家で育ったの。」
ジョシュ「普通のアパートだろ。」

ドナ「近くにあったのよ。農家が。
わたしは、可愛くて活発で英文学の成績も良かったのに、
そこへあなたが現れて悪の道に引っ張りこんだのよ。」

ジョシュ「おぉい、それは逆だろ。」



ドナ「ホワイトカラーの犯罪にね。こんな子が刑務所に入ったらどうなると思う?映画にあるでしょ?」
ジョシュ「あぁ、見たよ。」
ドナ「好きそうよね。たばこと引き換えに、身を売るはめになるの。」
ジョシュ「家へ帰って、少し眠った方がいいよ。」



ドナ「探さなくちゃ。この箱のどれかに、上級職員への届け物の記録や受取書があるのよ。
どれに何が入ってるかまとめたリストも、何処かにあるの!」



ジョシュ「僕は、オフィスにいるよ。」
ドナ「ここからオフィスまで60メートルくらいあるわ。途中で悪いことしないようにね。」
ジョシュ「気をつけるよ。」
ドナ「ええ。」



ジョシュが資料室を出ると、サムとばったり出会う。

ジョシュ「ドナが1人で、何だかキリキリ舞いしてるよ。
見てる分には、楽しいけど。」

サムが、イエローストーン国立公園で火事が発生したと言う。

ジョシュ「消せば、いい。」
サム「僕は、プロの消防士じゃないからね。夢みた頃もあったけど。」
ジョシュ「いつ?」
サム「4才の時。」
ジョシュ「僕は、その頃、バレリーナになりたかった。」
サム「ほんと?」
ジョシュ「この話は、もうよそう。」

落雷で起きた山火事は500エーカーに広がっているが、周辺の居住区域には影響ない。
そこで、公園の管理責任者が内務省と話し合った結果、自然鎮火を待つことに決定したという。
つまり、放っておくということだ。

必ずしも消す必要はない。火事は環境にとって、有益な場合がある。
森林再生のために自然のサイクルで不純物を焼き払う必要がある、と説くサム。

ジョシュ「どうせ、誰かからの受け売りだろ?」
サム「ああ。」

サム「バレリーナか?」
ジョシュ「言いふらさないでくれよ。」
サム「それは、無理だろ。」




レオがオフィスでジョシュと話をしているところへ、CJがやって来た。

CJ「聞いたわよ。バレリーナ?」



もちろん、CJはジョシュにそれを言うため来た訳ではない。
いよいよ召喚状が発行され、ホワイトハウスはその対策を立てなくてはならなかった。
が、大陪審の特別検察官ロリンズには全く敵意がなく、闘いにくい。

CJ「補佐官、わたしたちを調べるのは敵意を剥き出しにした人でなくてはならないのです。」

国民が信用できないと思う人物。無責任で党派的で偏見に満ちた人物。
そういう人でないと駄目だと、彼女は続けた。
そして、それには下院議会が正にぴったりだと言う。
いずれは、乗り出してくるだろうとレオ。

CJ「じゃあ、せっつきましょうよ。今すぐ、やれと。」

ロリンズは何もしゃべらないから、マスコミは苛立っている。

CJ「このチャンスを利用すれば、世論をこっちの味方につけられますよ。」

レオは、CJに任せることにする。




ジョシュとトビーが出席することになっていた相続税のミーティングが中止になった。
相続税を審議から外したいのだ。

ジョシュ「共和党のやることです。決まってるでしょ。」

相続税を廃止したいと考えているのだ。




CJは会見に臨み、特別検察官ロリンズに協力を惜しまない姿勢を見せる。
記者からは、下院の聴聞会についての質問が出た。

CJ「わたしたちは必要ないと思いますが、下院はどうでしょう。
わたしたちは特別検察官についても、下院とは異なる意見を持ってます。」

そのCJの返答に、記者から下院は特別検察官に不満を持っているのかと返される。
下院に直接訊いて欲しいと、CJ。彼女の思惑通りとなってきた。




一方、ブルーノがレオにカンポスがレオたちを裏切ったと報告する
カリフォルニアで勝つために必要な人物だ。
そこで、サムがカンポスと会合を開くことになった。
ブルーノは、その会合に自分のスタッフも参加させたいと言う。

レオ「これは、サムの仕事だ。」
ブルーノ「任せられるのか?」
レオ「大抵はな。」

サム「あの、僕ここにいるんですけど?」




依然と資料室にこもっているドナをエインズリーが訪ねて来た。

エインズリー「ドナ?」

彼女の目の前には、書類が積み上げられている。

ドナ「その山に触らないで!」

エインズリー「ボーイフレンド、紹介して欲しい?」
ドナ「今、何て?」

クリフ・キャリーといって、エインズリーのロースクールでの友人らしい。

ドナ「勤め先は?」
エインズリー「ルックス、最高。」
ドナ「どこなの?」

下院で歳入委員会、とエインズリー。

ドナ「それって、少数党の弁護士?」
エインズリー「ちょっと違う。言うなれば、少数党の弁護士を相手にしてるの。」
ドナ「て、ことは...」
エインズリー「多数党の弁護士よ。」
ドナ「共和党員なの?」

ドナ「共和党の弁護士で、歳入委員会?
ジョシュは、あそこと年中揉めてるのよ。
わたしを悪の道に引きずり込んだジョシュは、歳入委員会を目の仇にしてるの。」

「その人、おもしろい?」

エインズリー「電話させる?」
ドナ「電話くれてもいいけど、わたし...鳴ったら誰からのでも取るって言っといて。」

「(書類の山を)触らないでね!」




CJは、次の作戦にエインズリーを使う。
テレビ討論番組で、特別検察官ロリンズは適任で、ホワイトハウスは協力を惜しまないと言わせるのだ。
そして、会見では、ロリンズとホワイトハウス首席法律顧問バビッシュが古い友人であるといい、
2人のつながりを匂わせる。

一方、相続税は、ミーティングはもう行わないという。
そして、下院の歳入委員会が票集めをしていることが分かった。
相続税廃止の、だ。

トビー「流れに逆らうなだ。大統領が選挙の年に減税に反対するのは、まずいって言いたいんだろ。」

ダグ「と、言うより、最終兵器を出すべきです。大統領が今までにしたことがないことをするべきだ。
例えばそうだ、憲法第1条第7節を持ち出すとか。妥協なんか冗談じゃない。
拒否権発動ですよ。」

ジョシュ「部長、ただ...拒否権を発動した場合の勝算は、不明です。」




マスコミがロリンズの周辺を嗅ぎまわっているという情報が、CJに入る。
彼とホワイトハウスとの関係を議会が懸念しているという訳だ。
共和党は、これを機に聴聞会の開始を早めるかもしれないと。

CJは、次の一手に出る。
エインズリーに、保守系の新聞社の記者へある情報を流させること。
それは、大統領が大統領特権を放棄したとしても、ある証拠書類の秘匿権は保持できるというものだ。




大統領は、ペンを探していた。
前は大統領の手に馴染むペンがいつもポケットに入っていた。
そこで、チャーリーが新しい秘書の面接をしては、と持ち出す。
たが、大統領には今その気がないようだ。

チャーリー「大統領。穴は、埋められないんです。
心の穴は、いくら埋めようとしても埋められないんです。」

「大統領、ランディンハムさんが入れてたんです。
ペンを毎朝、あなたのポケットに。」




「あの、失礼。ひょっとして、君、ドナ・モスさん?」

ブラインド・デートに遅れたドナに、会う約束の店の前で1人の男性がそう声をかけてきた。

ドナ「ええ。」
「クリフ・キャリーだよ。」
ドナ「遅くなって、ごめんなさい。」
クリフ「気にしないで。」
ドナ「だいぶ、待った?」
クリフ「いやぁ、全然。1時間半ぐらいかな。」
ドナ「箱が、多すぎて。」
クリフ「何のこと?」
ドナ「箱が多すぎて、わたし...いいの、もう帰るんでしょ?」
クリフ「いや、ちょっと散歩したくって。」
ドナ「タクシーを呼んでたじゃないの。」
クリフ「呼んでみただけ。」
ドナ「わたし、いつもはもっとマシなのよ。もっと、ちゃんとしてるの。」
クリフ「今だって、十分綺麗だよ。」

クリフは、箱のことで悩んでいるみたいだし、忙しいならまた今度日を改めて会おうと言う。

ドナ「一杯、奢ってくれる?」
クリフ「いいよ。」




相続税廃止反対に218票は楽に集まるというが、相手は290票。共和党は団結を呼びかけている
そこで、黒人議員グループの票が影響してくる。
レオの命を受けて、ジョシュとトビーはリチャードソン議員との会見に臨んだ。
議員は、票をまとめるのは難しいと言う。が、彼の保証がなければ一か八かの賭けになる。

リチャードソン議員「じゃあ、君らは賭けに出るしかないだろうな。」




大統領は、人気のなくなった大統領秘書室でランディンハム夫人のデスクにそっと手を触れる。
そして、彼女の椅子に座るとデスクの引き出しを開け、1つの箱を見つけ取り出す。
その中には、大統領の手に馴染んでいたペンが並べられていた。
彼は、その1つを取り出すとスーツのポケットに入れる。




ドナ「どうして、共和党員なの?」
クリフ「貧しい人が、嫌いだから。」

「嘘、共和党員なのは、小さな政府を信じてるから。
この国の理念は自由で、自由の対極にあるのは制約だ。
政府が大きくなれば、制約は増える。」

ドナ「WOW」
クリフ「そう、思うだろ?」
ドナ「ううん、でも、あなた可愛い。」
クリフ「よく言われる。」
ドナ「すごくモテそう。」

ドナ「ねぇ、わたしの上司、知ってるでしょ?」
クリフ「もちろん。」
ドナ「今、相続税の問題で歳入委員会と衝突してるのよ。」
クリフ「死亡税?」
ドナ「その言い方、よして。」
クリフ「党の命令なんだよ。」



ドナ「わたしと付き合うのに、抵抗はないの?」
クリフ「実は、歳入委員会の仕事は今週で終わるんだよ。」
ドナ「ほんと?」
クリフ「トレード、されてね。」
ドナ「どこに?」
クリフ「行政監視委員会。」
ドナ「トレードって、何と?」
クリフ「コピーのトナーかな?」
ドナ「理由は、何なの?」
クリフ「知らないよ。突然、院内総務から呼び出されて、行政監視委員会に行ってくれって。
それだけで...理由は言われてないんだ。」

ドナ「院内総務に、いんな~いって言われた?
やだぁ、もう、今の一応ギャグなんだからぁ、お世辞でも笑ってくれなきゃぁ」

クリフ「箱って、言ったね?」
ドナ「箱が、どうかしたの?」
クリフ「悪いけど、もう帰るよ。」

ドナを残し、クリフは立ち去ってしまった。




サムはコニーと共にカンポスとの会見に臨むが、カンポスは無理難題な取引を持ちかけてくる。
それをサムは撥ねつけようとするが、コニーは今はカンポスを味方につけるべきだと諭す。




大統領「ジョシュ、バレリーナに?」
ジョシュ「いや、あのう...当時は、それが何だか知らなくて...ただ、響きが気に入ったんです。」
大統領「そういうことに、しておこう。」

トビーが、大統領に相続税には拒否権をもって脅しをかけるべきだと提案する。
それは、減税に反対している訳ではない。

ダグ「初めての大統領拒否権を発動するんです。敵は、度肝を抜かれる。」
大統領「だろうな。」
ダグ「早速、必要書類にスタンプを。」
ジョシュ「いや、サインだよ。スタンプを押すんじゃない。」
ダグ「スタンプを押すんだと思ってた。」
大統領「スタンプを押してからサインだ。」

この減税で恩恵を受けるのは、僅かな有権者だけだ。
しかし、アメリカ国民のほとんどは、いつか減税で得する資産家になれると信じている。

大統領「それが、アメリカン・ドリームの問題点だ。」

そう言い、大統領は、スタンプを、次にペンを取り出す。




ドナ「ジョシュ、権限は何処にあるの?司法委員会?」
ジョシュ「聴聞会の?」
ドナ「司法委員会?」
ジョシュ「普通はね。でも、トーマスの委員会も権限を欲しがった。」
ドナ「トーマスのって...」
ジョシュ「下院の行政監視委員会だよ。」
ドナ「......」



皆が、テレビの前に集まって来た。
画面には、そのトーマス議員の姿が。

「国民は答えを求めていますが、大統領が選んだ検察官に任せていては、いつになるか分かりません。
よって、私ども行政監視委員会では、この状況を憂慮しまして、直ちに聴聞会を開き、
国民を欺く不正があったことを明らかにしたいと思います。」

CJ「やってみなさいよ。」

トーマス議員「今こそ、ホワイトハウスの職権乱用を終わらせねばなりません。
今こそ、ホワイトハウスは、真実を答えるべきです。」
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by jd_tww | 2004-12-21 04:43 | Season3
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