ザ・ホワイトハウス S2-17 「愛する者のために」”THE STACKHOUSE FILIBUSTER“

エピソードガイド

S2-17感想




上院の議会では、78歳のハワード・スタックハウス議員により
家族健康推進法案の成立を阻止しようと議事進行妨害が行われていた。
それは、誰も予想していなかったこと。
金曜の夜、誰にも週末の予定があったが、CJはホワイトハウスのスタッフも記者団も帰さないつもりだ。
議事進行妨害が終われば即投票があり、スタッフはコメントを用意し記者団に発表するからだ。
CJも、父親の70歳の誕生日を祝いにカリフォルニアへ向かうつもりだった。
彼女は、メールで父親に、ワシントンを発つことができないきっかけとなったスタックハウス議員のことを伝えることにした。



ジョシュは、フロリダに行く予定だった。
ニューヨーク・メッツの春のトレーニング・キャンプ地なのだ。

Josh「マイク・ピアッツァがさ、バッティング・ケージに入るだろ。
目が合ったら、何か言ってくれるかもしれない。ヨォ、とかさ。」

CJ「そんな貴重なお言葉がいただけるなら、行かなきゃね。」

Josh「じゃあ、帰ってもいい?」

CJ「だめ。」



議事進行妨害のルールは、発言権を譲らない限り発言できるということ。
要するに、話し続けなければならない。
食べたり飲んだりはもちろん、トイレにも行けない。
でも、何より辛いと思われるのは、ずっと立っていなくてはならないこと。

ことの発端は、家族健康推進法案。
ジョシュは、この法案の成立を目指して何週間も前から調整にあたっていた。
月曜日にルーズベルト・ルームであったレオはじめとしたスタッフ・ミーティングでは、
ジョシュは登場するなり開口一番「成立確実です。」と、自信満々だった。



レオもよく取れたと言うほどの、望まない子供を産んだ女性と養子縁組に関するプログラムも含まれている。
それには全米女性機構の反発は必至よ、とCJ。

Josh「わかってる。でも、君は味方してくれるんだろ?」
CJ「仕方なくよ。わたしだって、れっきとした女なんですから……今、変な顔したでしょ。」



ジョシュに拍手が送られミーティングは終わり、スタッフたちはレオのオフィスへ。

Sam「ナイス・ヒット。」
Josh「だろ。真剣にプロ入りを考えようかな。」

Sam「政治の道を捨てることに、未練ないの。」
Josh「ないよ。年俸だって大違いだし。」



レオのオフィス。

Leo「60億ドルの予算を獲得した気分は?」
Josh「これで病院へ行ったときにいちいち問診票を書かされずに済むんなら、僕は満足です。」



家族健康推進法とは、子供たちに重大な影響を及ぼす病気に狙いを定めた法案。
成立は、確実視されていた。そんなところでの、スタックハウスの議事進行妨害。
最初15分も持たないと思われていた妨害は、遂に8時間目に突入していた。

食堂。
サムが1人パソコンでトランプ・ゲームをしているところへ、CJがやって来た。

CJ「あなたの好きなライターって、誰?」

Sam「部長だよ。」

CJ「じゃあ、フィクションのライターは?」

Sam「今、スタックハウスが読んでる。」

側のテレビの上院の議会中継では、スタックハウスがディケンズを読んでいる。



CJ「ずっと言おうと思ってたんだけど…お父さんのこと、大変だったわね。」

Sam「頭にきたけど、今じゃわだかまりも解けた。」

それから、CJは、今父親にメールを書いていることを話しオフィスへと戻っていった。
また1人になったサムは、パソコンのメールソフトを開く。あて先は、

"親愛なるバカ親父"



ジョシュのオフィス。
ジョシュは週に2回アシスタントを集めてミーティングを開き、彼らに仕事を割り当てる。
そのミーティングの最中に、サムがオフィスへ。

Josh「サム、何してんの?」
Sam「何か果物が食べたくて。」
Josh「何なら冷蔵庫からもっとだそうか?」

ジョシュは、アシスタントたちに議会にとって利益のない報告書の削除の仕事について話す。
サムは、バナナを食べながら耳を傾ける。

Josh「誰が、やる?」
Sam「僕が、やる。」
Josh「関係ないだろ。果物漁りに来ただけだし。」



ジョシュは、スタックハウス議員からのメモを受け取る。それは、秘書を通したものではない。
彼は、議員からの呼びだしに今まで応じていなかった。
議員は、法案に自閉症の研究に予算を割く修正案を加えたがっていた。
修正案の提出期限を過ぎている上に、予算は当初より膨らんでいた。
何より、議員はそれほど力を持っていない。
議員からのメモには、"わたしを無視するなら、命懸けで投票を阻止する。"と書かれていた。



ジョシュは、議員に会いに行く。
母親に買ってもらってからまだ1度も履いていなかった靴を履いて…



スタックハウス上院議員のオフィス。

議員は、法案は本来子供の病気に焦点をあてていたはずなのに予算の多くは子供と縁のない病気にあてられていることを指摘する。

「君らは、病気に優劣をつけた。」

ジョシュはそれには答えず、修正案は締め切られて投票が行われることを告げる。



ドナは、テレビのスタッハウス議員のニュースの中で孫と一緒に映っている場面に注目する。



そこへ、ジョシュが戻ってきた。
ドナはフロリダへの飛行機がとれたことを報告するが、キャンプでの試合に間に合わない。
同じチーム内での試合をわざわざフロリダまで見に行くことに、ドナは呆れているよう。

Josh「とにかく、何とかしてくれよ。明日の朝には…」
Donna「マイク・ピアッツァに会えるように?」

ジョシュは、パソコンに向かう。

Donna「何、してるの?」

Josh「お袋に、メールをだすんだよ。」

Donna「どうして?」

Josh「この前贈ってくれた靴のお礼を言ってないから。」

Donna「お母さんが、靴をくれたの?」

Josh「ドナ、頼むからこのことは…」

うわずった声で、「なんて優しいお母さん。」と、ドナ。

Josh「ドナ…」

Donna「わかってる。」

そう言うと、ドナはオフィスをでていった。

ジョシュは、"ドナが、よろしくってさ。"と、タイプした。



ドナは、スタックハウス議員の隠された真実に気がつきCJに話す。

「彼は、へそ曲がりな訳じゃない。自閉症の孫がいるからなの。」



CJはレオに報告し、ドナと2人で執務室へと向かう。

そのCJは、1年前にカイロでエジプトの大富豪から大統領に贈られた猫の置物に悩まされていた。
それを割ってしまったのだ。接着剤で元通りにしてポプリでその臭いを消した。
しかし、大統領には打ち明けなければならない。

大統領執務室。

大統領は、スタックハウス議員はジョシュへのメモの通りに命を懸けて妨害を続けるだろうと言う。
CJは、「どうでしょう。」と答える。

Bartlet「孫のためなら、どこまでもやるぞ。」

議員を、助けなければならない。しかし、どうやって助ければいいのか。
話すのを止めれば、発言権を奪われる。



そこで、ドナが手を挙げて、「あの、すみません。」

Leo「なんだね、その手は。」

Donna「言いたいことがある場合は...」

Leo「ここじゃあ、手を挙げたりしない。」

Bartlet「挙げたって、いいと思うがね。」

ドナは、上院では発言権を渡さずに質問を受けられると言う。
誰かが質問している間は、休めるということだ。
それは、大統領やレオにも知り得ないことだった。

Donna「ジョシュが知っていて説明したがったんで、聞いてあげたんです。」



質問できるのは上院議員のみ。その中から協力してもらえる者を探さなくてはならない。

大統領は、チャーリーに上院議員に片っ端から電話をするように命じる。

CJ「チャーリー、孫を持つ人から。」

大統領は、後のことはCJに任せて執務室をでていく。
CJは、その後姿を見送りながら、

「置物を割ってしまったんです。」と、小声で囁く。
Donna「聞こえてないでしょ。」



それからが大仕事。スタッフ総出でつきあいのある議員に電話をかける。
つきあいのない議員には、大統領から。
最初の20分間は断れてばかり。それが、遂にトム・グリソム議員の協力を得ることができた。
皆はテレビの前に集まり、グリソム議員の上院議会への到着を待つ。
その間も、スタックハウス議員はブラックジャックのルールを読み続けている。
問題は、議員を大統領やスタッフたちが助けようとしていることに気がついてくれるかどうかだ。
そして、ついにグリソム議員が到着。質問を申し出る。

Sam「受けてくれ。」

Josh「受けてくれ。」

Bartlet「へそまがりの頑固親父、1度でいいからこのわたしを信じてみろ。」



スタックハウス議員は、「質問をお受けします。」と答えた。
それを受けて、「質問は22項目あるので多少お時間をいただきたい、
しばらく座って水でも飲んでください。」と、グリソム議員。

スタッフたちの間で、歓声と拍手が起きる。



そうして、スタックハウス議員は休憩し、自閉症の質問に答えることができた。
グリソム議員の後には、更に他の上院議員が続く。皆、「おじいちゃん」だった。



法案の投票は見送られ、上院は来週まで休会。法案を修正して自閉症対策を盛込む必要がでてきた。



"ホワイトハウスでは、絶望的な気分になるときが何日もあります。
どうしても、党派主義による対立や売り込み合戦や足の引っ張り合いといった
醜い争いの渦に巻き込まれてしまう。
今夜1人の男が震える足で立ち、喉をからして叫び続けました。
彼の姿は政治家たちに忘れかけていた何かを思い出させ、
28人もの上院議員が彼を応援するために議会へ駆けつけたのです。
朝1番の飛行機で行きますから、どうか70歳になるのは明日まで待ってください。
心から愛を込めて、あなたの娘、クローディア。"
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by jd_tww | 2004-12-16 05:31 | Season2
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