ザ・ホワイトハウス S2-16「父への思い」“SOMEBODY’S GOING TO EMERGENCY SOMEBODY’S GOING TO JAIL”

エピソードガイド

S2-16感想




その日は、レオ主催の恒例の「チーズの日」。
サムは、トビーのオフィスのソファで朝を迎える。
彼の心は、傷ついていた。
3日前に、父親が28年もの間サンタモニカのアパートに愛人を住まわせていたことを知ってしまったのだ。



ジョシュのオフィス。
ジョシュとレオは、これからルーズベルト・ルームでの「チーズの日」のミーティングに向かう。

Josh「例のスピーチでしょ?」
Leo「ああ、ジャクソン大統領のだ。いいスピーチだよ。」
Josh「いつもそう思いますよ。でも…」
Leo「なんだ?」
Josh「今回も、読むんですか?」
Leo「もちろん。」
Josh「どうして!」
Leo「今日は、恒例の大きなチーズの日だから。」

みんな、今日がチーズの日だということも何故そう呼ばれるかも知っている、とジョシュ。

Josh「スピーチは、必要ないと思うんですけど。」

スピーチがないと始まらない、とレオ。

Josh「試しに、なしでいってみましょうよ。」



レオは、世界貿易機関への抗議集会にトビーを行かせようと思っていると言う。

Josh「そりゃ、良かった。」
Leo「なにが?」
Josh「つまり、僕じゃなくて。」

世界貿易機関の本部はジュネーブにあるのだからそこで抗議すべきだ、とジョシュ。
しかし、スイスはそれには加盟していないし抗議はアメリカ政府に向けられたものだ、とレオは返す。

Josh「なら、部長が行くべきだ。」
Leo「嬉しいね。君の強力な同意が得られて。」
Josh「ところで、スピーチは読むんですよね?」
Leo「当然だろ。」



2人は、ルーズベルト・ルームに入る。
CJは、既に席についている。
レオは恒例のスピーチを始めようとするが、CJは自分への割り当てに疑問を訴える。
「平等社会のための地図を作る会」が、彼女の担当だった。
平等社会と地図の関係を調べるのが彼女の仕事だ、とレオは答える。

Donna「わたしの担当は海亀を守る会だけど、我慢します。」
Leo「当たり前だろ。」

マーガレットが苦心して割り当てを決めたんだぞ、とレオ。
彼の後で、マーガレットは静かに首を左右に振る。



レオは、尚もスピーチを続ける。そこへ、トビーが遅れて来た。
抗議集会のデモに足止めされたのだがあんなのはデモじゃない、とトビー。
1968年に参加したデモとは違い、大人しいと。
まだ、デモに参加する年齢ではなかったはず。姉に連れて行かれたのだ。

CJ「夕食までにはお家へ帰ったんでしょう?」
Toby「今の連中など、アマチュアに過ぎない。」

そのアマチュアと会って来い、とレオ。

Leo「ジョシュは、これに賛成している。」
Toby「へぇ~、ジョシュが賛成しているなら、やるしかないでしょうね。」

レオのスピーチは、続く。

Leo「ジャクソン大統領は、ホワイトハウスの正面玄関に2トンのチーズを置いた。」
Josh「どうやって作ったんだろうな、そんなチーズ。」



1人の女性がドナを訪ねて来た。
ドナの友人ステファニーだった。彼女をジョシュのオフィスへ案内する。
ステファニーには、サム・シーボーンに取り次いで欲しい用件があった。
ドナはまだサムに話を通していない。サムは問題を抱えていたからだ。
しかし、ステファニーも切羽詰っているようだ。
ドナは、サムに直接話す機会をつくる。



ドナは、ステファニーをサムに紹介する。

Donna「同じ男の子にふられたもの同士、仲良くなったの。」

そして、話は本題に入る。
ステファニーは、「わたしの祖父はダニエル・ゴールトです。」と告げた。
彼は、40年代のルーズベルト政権の経済担当補佐官で国務省の東ヨーロッパ担当であった人物。
スパイ容疑で逮捕され、獄中で死亡した。
しかし、実際にはスパイ容疑は立証されていなかった。
ステファニーは、祖父を大統領恩赦の候補にと願って来ていた。サムが、担当だった。

「あなたにお願いするのが1番だと聞いたものですから。大統領に影響力をお持ちだと。」

既にこの世にいない人に恩赦を与えるのは不可能だ、とサム。
しかし、サムは大学時代にダニエル・ゴールトに恩赦を与えるべきだとする論文を書いていた。
それを、ステファニーの父親に送っていたのだ。
彼女の父親には、時間がなかった。



サムは、まずFBIに断りをいれるとステファニーに話す。手続きには時間がかかるとも。
分かっている、とステファニー。彼女は、ただ、父親を喜ばせたいのだ。



席を立ち食堂をでるサムに、ジョシュが合流する。

ゴールトの恩赦を引き受けたのか?、とジョシュ。
そして、「リンカーンは、暗殺された日にも恩赦を与えていた。」と切り出す。
それから、「その男の名は?」「罪状は?」と、サムに質問をぶつける。

Josh「俺、うるさい?」
Sam「ああ、ちょっとな。」
Josh「笑わせたいんだよ。」

Josh「いいこと教えようか。
CJと一緒に平等社会のための地図を作るためのミーティングにでたら、大笑いできる。」

更に、ジョシュは続ける。

「それ、新しいシャツ?」
Sam「ああ。」
「いいねぇ。」



会見室。
CJが、平等社会のために地図を作る会とのミーティングに臨んでいた。
そこへ、ジョシュも参加。
会のメンバーは、学校の地理の授業で使用されているメルカトル図法の地図では、
国や大陸の大きさが相対的に見ておかしいと訴える。
そこで、相対的に描かれた地図がCJとジョシュの目の前に映し出される。
思わず、身を乗りだし見入る2人。

CJ「これ、何なの?いったい。」



FBIから戻ったサムは、国家安全保障担当補佐官ナンシー・マクナリーから
思いがけない事実を聞かされる。
ステファニーの祖父ダニエル・ゴールトは、本物のソ連のスパイだったのだ。

食堂。
サムは、1人きりでいる。
そこへ、ドナがやって来て、ステファニーをオフィスに通していると伝える。

Sam「彼女、僕に影響力があるって言ってたけれど、あの台詞は君が彼女にそう言えっていったんだろ。」

ドナは、それを認める。

Sam「なんで影響力があると思った?それは、悪い気しないけど。
僕には、影響力なんかないよ。」

「おじいさまのことは…」と、ドナが切り出す。

Sam「彼は、スパイだった。」

何かの間違いだと、ドナ。そんなことは、ステファニーには言えない。

コードネームは、ブラックウォーター。
国務省とホワイトハウスの書類を手書きで複写して、それをソ連に送っていたのだ。

Donna「言っても、彼女を傷つけるだけよ。」
Sam「これが、真実だ。」



ステファニーの父親はもって三ヶ月だ、とドナは告げる。三ヶ月、待ってあげて欲しい。

Donna「お願い、聞いて。あなたは、今自分も家族の問題を抱えてるでしょ。
正常な判断ができる状態だとは、とても思えないの。」

そして、50年も前のスパイ行為がそんなに大事?、と訴えるドナ。

Sam「国家に対する重要な反逆罪だ。」

シャーマ・デムスキーという女性が、52年に殺されている。
ブラックウォーターというスパイの実名を明かそうとした矢先だったという。

Sam「ステファニーは、父の正体を知らない。」
Donna「サム、父じゃなく祖父よ。」



サムのオフィス。
ステファニーが、サムを待っていた。

「シャーマ・デムスキーって名前、聞いたことあるかな。」と、サムは彼女に問いかける。
「いいえ。」と、ステファニー。

暫くの沈黙の後、サムが口を開く。

「申し訳ないけど、僕の力不足のせいで今回は恩赦が認められそうもないんだよ。
お父さんには、次回に期待してくださいって伝えてくれる?」

「希望は、あるのですか?」、と問いかけるステファニー。

「もちろん、そうだよ。」

ステファニーは安堵の表情を浮かべ、早速電話で連絡をするためにサムのオフィスをでる。



複雑な表情を浮かべるサム。
ドナは、思わず彼を抱きしめる。

Sam「この世には、1つだけ確かなものがある。緯度と経度だよ。」
Donna「サム、こんな時に言うべきじゃないかもしれないけれど、
CJの話だと、緯度も経度も確かなものじゃないみたい。」



サムの表情が、やっと緩む。



そこへ、「ただいま、部長、すごかったよ。」と、ジョシュがやって来た。
彼は、平等社会のための地図のことはCJに任せて抗議集会の現場にいるトビーの様子を見に行っていたのだ。

Josh「名演説で、会場騒然。」

トビーは、ふがいない抗議集会の若者たちの前で奮闘したようだ。

Josh「おかげで、殺されかけた。」
Sam「なんで。」
Josh「飛んできたんだよ。バナナが一本、どっからか。」



トビーが、現れる。

Josh「部長は、不吉な存在ですよ。」

今年になって2度殺されかけたけど2度とも部長と一緒だった、とジョシュ。

Josh「やっぱり、不幸を呼ぶ男だ。」



トビーは気に留めず、「行こう。」と声をかける。

Donna「何処、行くの?」
Josh「ぐっすり眠れるように、サムを酔わせるんだよ。」

「わたしも、行く。」と、ドナはトビーについていく。
そんな彼らに、「先に行っててくれ。」、とサム。



オフィスのドアを閉めると、デスクの電話をとる。

「父さん、僕だよ。」
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by jd_tww | 2004-12-16 05:29 | Season2
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