ザ・ホワイトハウス S2-10「クリスマスキャロル」“NOEL” エピソードガイド後編

エピソードガイド後編

エピソードガイド前編
S2-10 感想




エピソードガイド前編からの続き

5日前。

空軍パイロット、ロバート・ケイノの情報が、なかなか手に入らないジョシュは、CJのオフィスへ。

CJ「情報がないからでしょ?」
Josh「嘘だ。」
と言い、去ろうとする。が、

CJ「ないのよ。」
Josh「おかしいだろ。」
CJ「何故?」
Josh「健康なパイロットが自殺したのに、誰も怪しまないのか?」
CJ「みんな、不思議に思ってるけど、原因は不明だし、彼は健康とは言えなかったんだもの。」

Josh「情報が、欲しい。」
そう言い、CJのオフィスを出ると、そこにドナが。
Donna「ヨーヨー・マ、最高!」
と、ジョシュに声をかける。

現在。

Josh「ドナは、あればかり言ってた。」
Stanley「チェロは、嫌いかね?」
Josh「嫌いじゃないけど、あの日に何があったのか訊かれたので、
ドナが二言目には、ヨーヨー・マって言ってたのを思い出したんです。」

その日に、議会のパーティーでヨーヨー・マの演奏があった。

スタンリーは、さらに、その日にあったことを訊いてくる。

Stanley「そのパーティの日に、大統領執務室でミーティングがあっただろ。」
Josh「かもしれない。」
Stanley「その日のミーティングのことを、何か覚えてないかね。」

大統領とのミーティングは一日にしょっちゅうある、と答えるジョシュ。

Stanely「そのミーティングは、いつもと違った。」
Josh「ですから…」
Stanley「忘れたか?君は、サムに噛みつき、トビーに噛みつき、CJに噛みつき、
ドナに噛みついた。次は、誰だ。」

Josh「次は、誰って何ですか?あなたは、あのミーティングのことで
何を聞いたかは知らないけど、別に何もなかった。」

5日前の大統領執務室では、レオ、サム、そして、ジョシュが、大統領と備蓄石油の問題についてミーティングを開いていた。
サムが持ち出す提案を、ジョシュは政治的判断で止めようとしていたと話す。

Stanley「それは、まずいと。そう、言ったのか?」
Josh「それが、仕事ですよ。」
Stanley「どう言った。」

ジョシュは、バックグラウンドが分かってないと言ってもわからない、と言う。

Stanley「怒鳴ったのかね?」

Josh「大統領に?まさか…そんなことする人、いませんよ。」
大統領に怒鳴るなんて。
議論になると、いつも熱くなるし、大統領はスタッフにも気さくな人だけど、
超えちゃあいけない一線がある…誰も、決して、誰も超えちゃいけない…」

5日前。

大統領執務室。
大統領は、サムの提案を受け入れようとしていた。

Josh「やめたほうが、いいと思います。」
と反論しようとするが、大統領の方針は固い。

Josh「そんなことをしたらどうなるか、分かってますか?」

レオが、そのことは後まわしにしようと言う。が、

Josh「後まわしには、できませんよ。」
大統領たちの方針に反証を唱えるジョシュ。
しかし、ジョシュの言い分は、受け入れられない。

Josh「僕の話、聴いてます?ちゃんと、聴いてください!
でなきゃ、何の力にもなれない。」
と、声を荒げるジョシュ。

呆然と、ジョシュを見つめるレオとサム。

Josh「みんなにクリスマスカードを送ることなんて、できないんですから!」

大統領の表情は、強張っている。

Josh「僕の言うことに、間違いないんです!頼むから、聴いてください!」

Sam「ジョシュ…」
大統領は、黙ったまま。

Leo「ジョシュ、わたしのオフィスへ行け。」

まだ、議論を続けようとするジョシュに、再度、
Leo「わたしのオフィスで、待っていろ。」

この言葉に、ジョシュは、執務室をでてレオのオフィスへ向かった。

レオは、オフィスへ戻ってくると、

Leo「ATVAを知っているか?」
と、問いかける。

Josh「大統領と、話したいんです。」
Leo「アメリカトラウマ被害者協会という団体だ。心に傷を負った人の治療にあたる。特に、事件や…」
Josh「もちろん、知ってますよ。」
Leo「そこに、相談しろ。相談した方が、いい。」

ジョシュは、さっきの言動を、「我ながら、馬鹿だった。」と、詫びる。

Leo「自分でも何を言っていたのか、分かってなかったんじゃないのか?」

現在。

Stanley「補佐官に、感謝しないと。彼のおかげだ。依存症だからこそ、適切に処置できた。」
Josh「僕が処置が必要なほど、重傷かどうかは…」
Stanley「重傷だよ。」

Stanley「わたしには、分かる。答えを、知ってるからさ。心が、読める。」

Stanley「その手は、どうした。」
Josh「言ったでしょう。」
Stanley「何で、切った。」
Josh「グラスを割ったんです。」

<フラッシュバック>
<ジョシュのアパート。ソファに座るジョシュがグラスをテーブルに置くなり、割れてしまう。>

「そうじゃないだろう。」と、スタンリー。

Josh「だから、あの晩、家に帰って酒をついで、下の方の雑誌をコースター代わりにしようと上のを押しのけたけど、
台に直に置いちゃったんです。」
Stanley「また、すごい力で置いたもんだね。」
Josh「鍛えてますから。」
Stanley「そういう小賢しい答えをするタイプは、好きじゃないんだよ。」
Josh「じゃあ、2度目のデートはありませんね。」

Stanley「君は、苦痛に苛まれてる。自分に何が起こっているのか、分かってない。
そして、君は心に負った傷を隠そうとしているが、やはり隠し切れずにいる。」
Josh「8時間で、もう診断ですか?」
Stanley「ジョシュ、会って5分で診断はでたよ。その晩のことを、話してくれ。」

Stanley「グラスで手を切ったのは、パーティーのあった晩だったね?」

<フラッシュバック>
<アパートのドアを、「ライマンさん、いますか?」と名前を呼びながら激しく叩く音。手に傷を負ったジョシュ。>

Josh「で、病名は?5分後には、診断がでていたんでしょ。教えてくださいよ。」
Stanley「PTSD、心的外傷ストレス障害だ。」
Josh「でも、それって、大統領の元で働く人間にとっては、まずいでしょ。
もっと何か、他のにしてくれませんか。」

誤診じゃないのか、とジョシュ。
ふざけた答え方をしてしまったけれど、僕の気持ちを知りたいのだと思って、と弁解する。

Stanley「今日、ここで録音したテープを聞いてみるといい、感情なんか1つも聞こえない。
わたしが君に求めてるのは、銃撃事件を再び体験するのではなく、思い出すことなんだよ。
君は、再び体験してる。そうだろう?クリスマスパーティでも、体験した。」

もうあんなふざけた答え方はしませんから、とジョシュ。

Stanley「はぐらかすんじゃない。ちゃんと、答えてくれ。あのパーティでも再び体験したんだろ?」

Josh「平気でしたよ。」
Stanley「そうかなぁ。」

5日前のパーティの夜が、蘇る。
ヨーヨー・マの演奏が大統領の紹介で始まろうとしている。

Josh「あれは、バッハの組曲でした。」

Stanley「いい曲だ。よかったか?」
Josh「何ていうか、やはり素晴らしいかった。」

ヨーヨー・マの演奏に、みなが聴き入っている。

Stanley「きっかけは?」
Josh「何の?」
Stanley「わかってるだろ。」
Josh「僕は、ただ座ってた。」
Stanely「何が、起きた。」
Josh「わからない。」

演奏を聴くジョシュの脳裏に銃声が響く。

Stanely「覚えてるはずだろ?」
Josh「わからないんです。どうなったのか。」

そこへ、ケイサーが、「口の中で苦い味がしませんでした?」と、問いかけてくる。

<銃声と叫び声、逃げまどう人々。>

「アドレナリンですよ。苦い味は、アドレナリンです。」

<銃声。ジョシュの姿。>

Stanley「そして、どうなった?」

Josh「止められなくて。」

<銃声、パトカーに命中しガラスが砕け散る。>

<ジョシュは、誰かに押され、そして、胸に被弾する。>

ジョシュは、苦しげに胸を押さえる。

<救命士によりジョシュのシャツが開かれ、大量に出血した胸の銃創が露になる。>

<サイレンの音>

Josh「あの時に、戻った。」

Stanley「そう。君は、戻るまいとして、この3週間抵抗してた。
だから、気持ちが不安定だったんだよ。」

スタンリーは、再度、あの晩家に帰ってからのことを訊きだす。

Josh「何も、ありませんよ。」

スタンリーは正面に座っていたのを、ジョシュのすぐ側に移動する。
Stanley「正直に答えて欲しいんだ。その空軍のパイロットが自殺したと…」

ジョシュは、まだグラスを割ったのだと言い張る。

Stanley「正直に答えろ。自分にも自殺願望があることに気づいたんだろ。」
Josh「ありませんよ。」
Stanley「正直に答えろ。君達には、共通点がある。」
Josh「ドクター…」

誕生日がいっしょなだけじゃない、パイロットにも一度撃たれた経験がある。
戦闘機が炎に包まれ脱出した時に…

ジョシュは、尚も必死に、グラスを割って手を切ったと訴える。

Stanley「ジョシュ、答えてくれ。本当は、どうして、手を切ったんだ?」

<サイレンの音が、ジョシュの脳裏にこびりついて離れない。
次の瞬間、彼は、手で部屋の窓を割る。>

<傷を負った手を見つめるジョシュ。「ライマンさん!」と、ドアを叩く音。>

Josh「僕は…」

Stanley「なら、良し。」
Josh「なら、良し?終わったって、こと?」
Stanley「ああ、そうだよ。」

一応の治療は終わったと告げて、セラピストを紹介すると言う。
ジョシュは、スタンリーにセラピーを頼みたい。しかし、君のケースは単純すぎると言われてしまう。。

納得がいかないジョシュ。
クリスマスだから帰らないと、とスタンリー。
また、自分と同じ誕生日のパイロットが自殺したら、同じことを起こるかもしれない。
しかし、パイロットが原因ではないと、スタンリー。
前から始まっていた。きっかけは、音楽。あのアンサンブル。音楽が、ジョシュにあるものを思い起こさせたのだ。

Josh「サイレンだ。」

音楽を聴くたびに思い起こすのか、とジョシュ。
いいや、とスタンリー。

Stanley「人間はね、回復するんだ。」

ジョシュは今すぐセラピーを受けたい気分になっていた。
しかし、「メリー・クリスマス」と、スタンリーは帰って行く。

Josh「ピザ、取りますから。まだ、夢診断もしてもらってないし…メリー・クリスマス」

ジョシュが、ロビーを通ると、レオが話しかけてきた。

Josh「待ってたんですか?」

Josh「拒食症だと言われました。それに、先端恐怖症だって。ありがちでしょ?

グラスで手を切ったんじゃないんです。アパートの窓を割ったんですよ。」

レオは、それには答えず話し始める。

「ある男が歩いていたら、穴に落ちた。穴は深いので、上がれない。
医者が通りかかったので大声で叫んだ。"おーい、助けてくれ。"
医者は処方箋を書き、穴の中に落とすと立ち去った。
次に神父が通り、男は叫んだ。"どうか、助けてください。"
神父は祈りを紙に書き、穴に落とすして立ち去った。
次に友人が来た。"ジョー、俺だ、助けてくれ。"
友人は、穴に飛び降りた。
男は、言った。"馬鹿だなぁ。2人とも落ちてどうする。"
友人曰く、
"俺は前にも落ちた。だから、脱出法を知っている。"」

「わたしがこの職にあるかぎり、君を辞めさせはしない。」

それから、ジョシュの手の包帯に目をやり、それは自分で巻いたのか?と、問いかける。

Leo「ドナが、君の嘘を見破っていた。」
Josh「ドナが?」

ドナが君を医者に連れて行くと言っていると、告げる。
必要ない、とジョシュ。

Leo「化膿でもしたら、えらいことになるぞ。」
Josh「どんな?」
Leo「それは、医者に訊け。」

そこへ、ドナがジョシュのコートを持って現れる。
「行きましょ。」
そう言うと、ジョシュにコートを着せる。

Josh「じゃあ、お先に。」
Leo「言って来い。」

ジョシュとドナがホワイトハウスの門をくぐると、そこではハンドベルとともにクリスマスキャロルの歌声が。

Josh「医者なんか、いいのに。」
Donna「あなた、医者なの?」
Josh「いや。」
Donna「じゃあ、行かなきゃ。」

ジョシュは、ハンドベルを手にクリスマスキャロルを歌う一団の前で立ち止まる。
ハンドべルの音がなり響く。

Donna「ジョシュ、行きましょ」
Josh「ああ。」

ドナは、ジョシュの腕に手をまわし彼を促す。

Josh「行こう。」

そして、2人は、歩きだした。
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by jd_tww | 2004-12-15 15:24 | Season2
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