ザ・ホワイトハウス S4-12 「多数派工作」 GUNS NOT BUTTER 

訃報から初めてのシーズン4。
まるでジョン・スペンサーさんへの追悼エピソードのようでした。





海外援助法案の投票を夜に控え、票の獲得に懸命なジョシュ。
しかし、世論調査の国民の大半が海外援助が多過ぎると削減を望む結果に苦戦を強いられる。
高い税金を取られ、それが子供の学校ではなくアフリカにつぎ込まれることが問題だという。

現実のアメリカを考えると、特に貧しい世帯には切実な思いでしょう。
それでも、世界中にどうしようもない状況で助けを求めている人たちがいるのも確か。
大国としてどうあるべきか…難しすぎます。


これを受けて、何人かの議員が反対派に転じたのだ。

一方、大統領は、自ら海外援助法案を演説で国民にアピールしてまわっていた。
その合間も、娘ゾーイのことが気にかかる。

大統領「いつの間に別れたんだ。上手くいってたのに。忙しかったからか?」
チャーリー「ゾーイは、いつも一緒じゃないと嫌なんです。」


銃撃後の辛い時にチャーリーを支えて来たはずのゾーイが、
いつも一緒じゃないからって…!?寂しすぎます。


そのチャーリーは、大統領に声援を送る人々の中にいた1人の女性から一通の手紙を託される。


ジョシュ「ドナ、この投票に負けたら、僕は辞職する。」

かなり、本気っぽくてドキッ

民主党員で大統領に恩義がある一年生議員のハーディンでさえ、
ジョージアの地元選挙区が海外援助に反対している現状から確実と言えなかった。

この場面で、レオが初登場。
このエピ最初の胸がズキッとした瞬間でした。



ジョシュ「やぁ、ビル・ベイリーだっけ?」

ウィル・ベイリーが、就任演説でジョシュに助言を求めてきた。
しかし、今夜の投票で頭が一杯のジョシュ。ウィルは、出直すことにする。
ジョシュのオフィスを出ると…

ドナ「ケント。」
「ウィルだよ。」


ウィルは、なかなか名前を覚えてもらえない?

2人揃って、かなりワザとらしかった。(笑)


レオの号令で、ドナたちアシスタントはハーディン議員を捕まえようとしていた。

ドナ「負けたら、辞めるの?」
ジョシュ「しょうがない。」
ドナ「あなたが1人で責任を背負い込む理由はないと思うけど…」

ジョシュ「僕の役目は、補佐官を守ることだ。」


ここで、言い切ってたのですよね…


ダニーは、シャリーフの乗った飛行機のパイロット、ジャミール・バリについて調べていた。
しかし、彼についての情報を得られないでいるよう。彼は、CJに言う…

「ジャミール・バリは、見つからないだろう。多分、架空の人物だろうね。
そうじゃなきゃ、まずい。暗殺をするには、パイロットも抱きこまなきゃ。」


ゲイルちゃん、元気?と金魚に声をかけてみたりして可愛いCJでしたが、
ダニーのアシスタントのメイジーが気になる様子。
ダニーは今でもCJに惚れてるとハッキリ言ってたけど、
CJのダニーへの気持ちって、今はどうなのかな。
最後の方ではオフィスで投票を見ながら一緒に食事をして、
彼の口にチキン(?)を突っ込んだり、じゃれ合いモード。
シャリーフの件を抱えて問題ありだけど、昔みたいなのは確か。
CJには、まずダニーなわたしには、いい感じ。



ジョシュ「一時間半も経つのに、見つからないの?」
ドナ「電話に出ないの。きっと、投票の時間まで雲隠れするつもりなのよ。」


ドナたちは、ハーディン議員が地元選挙区に行っているという情報を掴む。
飛行機でワシントンへ戻ってくる彼女を捕まえなければならない。
ジョシュは、ドナに携帯電話を託す。
空港で議員に渡して来て欲しいと言う。

ジョシュ「全ては、君にかかってるからね。」


大統領は、票の獲得に苦戦している実情を嘆く。

大統領「頼むよ。娘が新しい男を連れて来て、只でさえ頭が痛いのに。」

この時のレオのニマッ、見逃していません。
こういうところは、素直に頬が緩んでしまいます。


大統領は、発展途上国へ乳牛を寄贈しているへファー・インターナショナルとのあるイベントを控えていた。
それは、乳牛と一緒に写真を撮ること。
見た目的にどうなのか、大統領は心配な様子。


演説には、ゾーイの新しいボーイフレンド、ジャン・ポールも同行していた。
彼は、チャーリーが大統領への手紙を託されたことを知っている。

ジャン・ポール「その女性は、君がゾーイのお父さんの隣にいたから
無力な人間だとは思わなかったんだろうね。」


仕事中のチャーリーにうるさく声を掛けたり、嫌な奴。

チャーリー「僕は、無力な人間じゃないよ。」

あんな奴にムキになることないのに…
ゾーイへの想いがまだ強くあるのを感じました。


その手紙は、1人の女性兵士からのものだった。
チャーリーは、手紙が大統領に届く前に自分で何とかしようとする。
自ら、国防総省に電話。そこには、友人がいたから。
ところが、その友人の上司へ電話はつながれてしまう。
大統領の使いではないとしながら、手紙について話すチャーリー。
その女性兵士が生活保護を受けて暮らしているという実情が書かれていた。
友人の上司である大佐は、その手紙をすぐに送るようチャーリーに伝える。


思いがけず、トビーがホーバックという議員から賛成票を入れても構わないというオファーを受ける。
その見かえりに、11万ドルを求めて来た。
代祈、患者の代わりに祈りを捧げることで心臓病を治す研究に必要だと言う。


ドナは空港でハーディング議員を待つが、議員の姿は見えない。
変わりにスタッフがいるだけ。
まず、1人に声をかけるが、今は何処にいるか分からないと言う。
ドナは、その言葉を信じていない様子。
そこで、もう1人のスタッフに目を向けるが、
彼女はまず彼にでなく側にいた男性に声をかけた。
そして、その男性が持つ封筒を拝借する。
それから、スタッフに新入りを装い近づき、
手にした封筒を議員に渡して貰いたいと切り出した。
すると、そのスタッフは、ポロッと議員の居場所を明かしてくれた。
作戦、成功。

ドナったら、さすが~カッコよかったです。


CJが途方に暮れていた。
ある動物を前に…そこへ、レオも現れ、CJをしげしげと見る。

この場面が終わるまで、クスクス笑いを抑えられません。
CJのオトボケぶりといい、レオの心底呆れた表情といい、最高なのですから。


CJ「何よりも、これ、牛じゃない。違うわよ。ヤギでしょ。」

へファー・インターナショナルのへファーは、雌牛という意味。
なので、CJは当然、牛がやって来ると思い込んでいた。
彼女は、撮影は投票結果を待ってからにしようと提案する。
もし否決されたら、とてもじゃないが写真は出せない。

レオ「もし、出したらどうなる?」
CJ「わたしのクビは、多分、飛ぶでしょうね。」
レオ「あぁ、間違いない。」

「車に乗るときは、気をつけろ。これで大統領が恥を掻いたら、蛇を入れてやるからな。
しかも、一匹じゃないからな。ダッシュボードの中で、卵を産むんじゃないか?」


レオのこと、本当にやりかねないです。
ジョシュも喜んで協力することでしょう。(笑)


CJは、夜まで待ってもらうのにヤギのロンに空き部屋に用意することにする。


ジンジャーが、「国防総省に命じた資料よ。」と、
書類の入った封筒を持ってチャーリーのところへ。

チャーリー「僕に命じる権限はないよ。どこにも何を命じる権限もない。」

しかし、そう思われたのだ。国防長官に…
しかも、資料のコピーが、統合参謀本部、副大統領、そして、大統領に送られている。
その資料は、次の会計年度に向けた国防総省の補正予算と経費の調整と題されたものだった。

チャーリー「目次だけで、6ページもあるよ。」


ドナは、議員が出席していると聞いた女性メディア関係者との昼食会の会場で彼女を待っていた。
彼女が待機する厨房では、どうやら彼女は知られた顔らしい。

散々、こういう仕事をしているのでしょうね。

そこへ、空港でドナをはぐらかしたスタッフのエレンが出てきた。
昼食会での演説は、キャンセルとなったと言う。
ドナは、彼女に助けを求める。そこへ、ドナの携帯が鳴る。

ドナ「良かった。誰の?(エレンに向って)マックマイケルとシャップを押さえたわ。
だから、議員はもういいわよ。」


これは、もちろん、お芝居。
エレンを上手く騙せたか?


オフィスを自転車だらけにされたり、
サムのポスターをびっしりと貼られたりのウィルをエルシーが慰める。
しかし、ウィルは気にしてないと言う。
2人は、オフィスの前。

エルシー「ねっ、そのヤギ、どうしたの?」

オフィスを覗き、驚くウィル。
とりあえず、「ハイ」と、ヤギに声をかけてみる。

ウィルのリアクションが、可愛いです。


ドナは、ハーディンを捕まえようと頑張った。
しかし、エレンに対して賛成側についたとされる議員の名前を言ったのは、ミスだった。
調べれば、それが嘘だとわかってしまうのだから。


トビーが、ホーバックの申し入れをジョシュに話す。
彼は、おかしいと…
ところが、ジョシュは、そのお金の使い道ではなく、たった11万5千ドルで片がつくことに注目する。
それだけで済むなら、安いものだと。

ジョシュ「勝つ為なら、何でもしないと。」

ジョシュは、レオに話すことにする。


チャーリー「僕は、つまり…ゾーイにいいところを見せたくて。」

勇み足を踏んでしまったチャーリーですが、
素直に事実を認めるところが、いかにも彼らしい。そして、切ないです。


彼は、自ら国防総省にかけあってしまった理由を大統領に正直に話した。
生活保護を受けている軍人は何千人もいることは、ペンタゴンもわかっている。
解決するには、軍人の給与を一斉に引き上げる必要がある。簡単なことではない。
書類は、余計な口を出すなという警告なのだ。

大統領「わたしは君の味方だが、大っぴらにそうは言えない。
あっちは、フランス貴族だ。だが、いつでも君を応援してる。
それだけは、忘れないでくれ。」


大統領は、その女性の手紙を自分のカバンに入れて置くように言う。

チャーリーのこと。
ジェラシーに駆られてとは言え、その女性兵士の苦労も思ってのことだったはず。
大統領は、そんなチャーリーの気持ちを十分に汲んでくれたようでした。
大統領のチャーリーへの強い信頼を感じます。



チャーリーと入れ替わりに執務室にやって来たのは…

大統領「マクギャリーくん、ジーグラーくん、ライマンくん、クレッグくん、
おぉ~、カルテットだ。一曲、歌ってくれ。」


4人は、歌う代わりにホーバック議員の件を大統領に報告する。

この時、祈りで心臓病を治す研究ですと、自ら言ったレオ。
祈りで治せるものだったら、どんなにいいだろう。胸が痛む瞬間でした。


投票まであと2時間半しかない。
しかし、大統領は、こうなったら、もうどうにもならないと言う。
それに対して、議員の取引に応じるよう訴えるジョシュ。

大統領「君たちは、そんなことを言う為に来たのか?
わかってるぞ。ワイルドカードは、君だろ。
君は、土壇場になったら、自分の良心を投げ捨ててでも、勝つために形振り構わず…」

ジョシュ「よろしいですか?」
大統領「あぁ、割り込みは自由だ。」
ジョシュ「予算を出す側が、こんな研究のことを気にかけると思いますか?
大統領「それは知らんが、わたしは気にかかる。そういう君だって、気になるだろう。」


4人は執務室を退出しようとするが、ジョシュだけ残される。
彼は、大統領の話に割り込んだことを謝罪する。
しかし、大統領がジョシュに言っておきたかったのは、そのことではない。

ジョシュ「僕は、勝つ為なら手段を問いません。あなただって同じでしょう?
そうじゃないって、言いきれますか?すいません。何で、割り込んじゃうんだろう。」

大統領「君は、勝つ為に手段を選ばないんじゃない。
レオの期待に応える為なら、何でもするつもりだろう。
わたしと君は、そこが違う。
わたしは、強くなりたい。君は、人のために強くなりたい。」


レオの期待に応える為なら…
それが、今のジョシュの全てだと見抜いていた大統領。
ここが1番泣けてしまいました。

これまでに、レオに辛い時に支えられ、逆に窮地に立った彼を全力で守ろうとしていたジョシュが、
今回もいつにも増して必死になってた…
そんなジョシュを通して、失った存在の大きさを痛感してしまいました。


ジョシュ「否決されます。」
大統領「わかってる。」


海外援助額を下げて、90日後に再投票できる。
今の75%ぐらいに設定して…
ただし、これを今発表すると、10人の民主党員が、
それに賛成する代わりに今回は反対票を入れるだろう。

ジョシュ「つまり、60対40で負けることになるんです。」
大統領「どうせ負けるなら、派手に散る方がいい。
君だって、そうじゃないのか?捨て身の戦法に出よう。」



ジョシュが執務室を出ると、ドナが待っていた。

ドナ「わたし、馬鹿よね。名前を言っちゃうなんて、信じられない。」
ジョシュ「気にしないで。よく追いかけたよ。まるで、ハーディのストーカーみたい。」
ドナ「わたし、ストーカーの素質あると思う。」


投票所の前で長時間待ち続けたり…根気がありますから。(苦笑)

ジョシュは、ホーバック議員の件をドナに話す。

ドナ「状況、厳しくなってきてない?」
ジョシュ「なってきてるよ。2期目は、敵がもっと増えるだろうね。
今だって、味方の方が少ないけど。」
ドナ「代祈の研究を大統領に勧めたの?」
ジョシュ「なかなか、おもしろかったよ。」


ドナは、20年代に実在したNYの汚職政治家の話をする。
彼は、毎朝、セント・ジェームズ教会に立ち寄って同じことを祈っていたらしい。

「健康と力をお与えください。あとは、盗みます。」
ジョシュ「どうでもいいけど、その話、何か意味あるの?」
ドナ「あなたが撃たれた時、祈ったの。ジョシュに健康と力をお与えくださいって。」
ジョシュ「じゃあ、僕はそのおかげで不死身の体になったってこと?」
ドナ「はい、はい、落ち着いて、今は健康で力もあるでしょう。」
ジョシュ「そして、後は、盗む?」


この会話の意味は、どうもわかりません。(苦笑)
だけど、ジョシュのドナから何かヒントを得たような…
ドナがそんなジョシュをするように見送る…
それぞれの表情が良くって、心地良い場面でした。



ウィル「あなたでしょう?僕のオフィスにヤギ入れたの。
いや、いいんだ。僕は冗談の通じない人間じゃない。
オフィスを自転車だらけにされようと、サムのポスターで窓を塞がれようと、
101匹ワンちゃんで一杯にされようと、僕は全く気にならない。」

CJ「あなた、誰?」


これは、かなりマジっぽい?

ウィル「ウィル・ベイリー。」

CJ「わたし、あなたのオフィスにヤギを入れてないわ。
わたしがヤギを入れたのは、新入りのオフィスよ。
部長とジョシュが苛めてる人。あっ、あなた?」
ウィル「僕が就任演説書いてるの、知ってるでしょう。」
CJ「上手くいってる?」

ウィル「自転車にもヤギにも負けずにね!」


ウィルって、思っていたより、いじめ甲斐というか、からかい甲斐あり。(笑)

しかし、ウィルは、ヤギを追い出すように頼むどころか名前を訊ねた。

そして、いい奴。


ドナは、再び、エリンに会いに行く。
議員は海外援助に賛成だったが、今は国民の意見に従うべきだと考えている。
議場へ行って携帯を議員に渡すよう、ドナは今一度エリンに頼む。しかし…

エリン「今回は、諦めるのね。」

ドナ「1つ、言わせてくれる?ジョシュは、土日でもわたしを扱き使うし、
週に1度は夜中まで残業させるわ。クリスマス休暇をふいにされかけたこともあるし、
突然、ノースダコタへ行かされたこともある。
でも、雲隠れしたいから手伝えなんて言われたことは、1度もないわ。
その電話、返してくれる。」


失敗はあったものの、最後に、惚れぼれする啖呵を切ってくれました!
ドナのボスであるジョシュへの誇りが感じられます。
彼女にとっては、ジョシュのためなら、土日の勤務も、クリスマス休暇をふいにされることも、
ノースダコタへ行かされることも、決して苦じゃないのでしょうね。



ルーズベルトルームで投票の行方を見守るスタッフたち。
そこへ、大統領が…

ジョシュ「彼とは、もう…」
大統領「ビル・ヘイリー」
ウィル「ウィル・ベイリーです。」
大統領「惜しかった。」


大統領は、本気かも。

そこへ、CJがやって来て、ヤギとの撮影はキャンセルすると言う。
しかし、大統領は、キャンセルするべきかと皆に問いかける。

大統領「人類の半分は、一日2ドル以下で暮らしてる。
1億3千万人は、学校に入ったことすらない。
爆弾の材料は、誰でも気軽に買うことができる。
わたしたちは、彼らが必要とするものを処方してきた。助け合うべきだ。
へファー・インターナショナルは、貧しい国に牛やヤギを寄付してるんだろ?
じゃあ、キャンセルはできない。傲慢だと思われる。今すぐ、やろう。」


CJが、写真に添えるコメントを提案する。

「世界には、飢えに苦しむ人が大勢います。
わたしたちは、彼らがミルクを飲めるよう、このロンを贈ります。」

ウィル「雄のヤギもミルクを出すの?」


鋭い、ツッコミ。CJへのリベンジ、成功?

CJ「いいえ、出すわけないでしょ。
じゃあ、役に立ちませんが、このヤギを贈りますと。」


みんなで一緒に撮ろうと、大統領。

「今回の失敗は、連帯責任だからな。
1番、罪の重い首席補佐官と次席補佐官にはヤギの側に立ってもらおう。」


ヤギの周りを皆が囲む。
そこで、トビーが、スタッフの1人からネクタイを借りる。
そして、ヤギのロンの首に掛けた。

トビーったら、粋なことを。

大統領は、ジョシュに言う。

「リターンマッチは、90日後だ。」

ガンバレ、ジョシュ。

そして、シャッターがきられた。

レオを含めた皆が揃っての記念撮影。
掲示板に感慨深かったというコメントをいただきましたが、同感です。
まるでジョン・スペンサーさんへの追悼が込められているようなエンディングでした。
ここに改めて、哀悼の意を表します。

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by jd_tww | 2005-12-23 10:37 | Season4
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