ザ・ホワイトハウス S1-10「聖なる日」 

最高のクリスマス・エピソード。
エンディングの曲は、「リトル・ドラマー・ボーイ」です。

こちらは、エピソードガイド。
感想は、こちら



1999年12月23日水曜日の早朝、
トビーは、警察から連絡を受けた。
朝鮮戦争記念公園(KOREAN WAR MEMORIAL)に行くと、
1人の刑事が待っていた。
刑事は、傍らのベンチで既に死亡しているホームレスに見覚えがあるかと言う。
期限の切れた免許書からウォルター・ハフナグルという名のその男が、
トビーの名刺を持っていたのだ。
見知らぬ男だったが、彼が着ているコートには見覚えがあった。
彼がいつしか寄付したものだ。
ポケットに名刺を入れっぱなしにしていたのだろう。

ウォルター・ハフナグルは、殺人事件ではないのに現場に放置されていた。
後まわしにされているのだ。

トビーは、男の腕に刺青があるのに気がついた。
朝鮮戦争の海兵隊の第2大隊のもの。
しかし、刑事には、どうでもいいことのようだ。



ジョシュ「君へのプレゼントは、まだ買ってないよ。」
ドナ「ええ。毎年、この時期になると、
私への感謝と愛情をどう表わそうか悩むんでしょ?」



ドナはクリスマスに欲しい物のリストを作っていたが、
ジョシュはそのリストをポイッとゴミ箱に捨ててしまった。

レオ「こいつは、誰なんだ?
何で、こいつにカードを送らなきゃならないんだね。」

ジョシュがレオのオフィスへ入ると、
レオはクリスマスカードのサインで大忙し。

マーガレットによると、クリスマスは毎年こうだという。
一時も手を休める暇などなさそうだが、
レオは、マーガレットを部屋から退出させた。



ジョシュは、クリスマスが過ぎてテレビの視聴率が上がれば、
リリエンフィールドがいよいよレオに関する情報を暴露してくるだろうと見ていた。
その前に先制攻撃を仕掛けたい。

一体、どうするつもりなのか?

ジョシュは、サムの「彼女」のことを持ち出す。ローリーだ。

ジョシュ「彼女を使って…」
レオ「いかん。絶対に、いかん。」

ジョシュ「リリエンフィールドが情報を暴露すれば、終わりですよ。」
レオ「言われなくても、わかってるさ。わたし自身のことだ。」



ミネソタでは、ある事件が起こっていた。
ゲイの男子高校生が、暴行を受けた。
裸にされた上に木に縛りつけられ、頭に石や瓶を投げつけられた。

レオ「加害者達は、いくつだと思う?」

「13歳だ。」

被害者の少年の名前は、ローエル・ライデル。17歳。
今も重態だという。
偏見による犯罪に対する法整備を再検討するべきだろうと、レオ。

その必要を感じるかと、CJも会見で問いかけられる。

「ええ。もちろん。
ローエル・ライデルくんが暴行を受ける前でなく、
受ける前に整備すべきだったと思います。」



ドナが、マーガレットからレオのことを聞いたと言う。

ドナ「それで?どうするつもり?」
ジョシュ「今のところは、何も。とりあえずは、様子を見て…」
ドナ「様子を見るだけ?」
ジョシュ「それしかないだろ。」
ドナ「何もせずに?」

ジョシュ「よせよ。そんな顔して見ること、ないだろ。」
ドナ「どんな顔?」
ジョシュ「ペットでも殺されたみたいに…」



ドナ「わたしは、ただ、補佐官が心配なの。」

レオが窮地に立たされていることは、ジョシュにもよくわかっている。



ローエル・ライデルが亡くなったと、大統領はチャーリーから知らされる。



訃報に胸を痛めながら、大統領はクリスマスの子供たちとのイベントへと向かう。



ジョシュは、サムに相談を持ちかける。
ローリーに協力してもらえないかと…

ジョシュ「名前を教えてもらえないかと思ってさ…
もし、顧客の中に共和党の有力議員がいたら、その名前を…」
サム「冗談だろっ」

ジョシュは、レオの薬物中毒の過去を打ち明ける。
精神安定剤。6年前に治療を受けた。
レオが、労働長官だった頃だ。

「長官が薬をやってたのか…」

ショックを受ける、サム。

ジョシュ「僕らは、補佐官に世話になってる。なりっぱなしだ。」

サムの気持ちが変わったようだ。
2人でローリーに会いに行くことにする。



チャーリーは、クリスマスのホワイトハウスの華やかさに感動していた。
こんなクリスマスは、初めてだと。
ツリーに、ライトに、聖歌隊に、プレゼントに…
なのに、彼の目の前にいるランディンハム夫人の表情は、暗い。

ランディンハム夫人「この時期になると、気分が沈みがちになるの。」
チャーリー「どうしてですか?」
ランディンハム夫人「息子を思い出して。」
チャーリー「息子さんがいたんですか?」

ランディンハム夫人「双子のね。アンドリューとサイモン。
わたしはなるべく服も違うのを着せたんだけど、あの子たちは何をするのも一緒。
一緒に医学部に通って同時に2年目を終えて、それに、もちろん徴兵も同時だったわ。」

チャーリー「ベトナムの?」」
ランディンハム夫人「ええ。」
チャーリー「卒業するまでは、猶予を受けられたはずでしょう。」

ランディンハム夫人「望まなかったの。
わたしと主人は止めたけど、医者が必要とされてる所へ行きたいって。
親の言う事なんて、子供は聞きゃしないわ。
それで、衛生兵として従軍し、
4ヶ月後にダナンでの戦闘で敵に包囲されて殺されてしまったのよ。
それが、70年のクリスマス・イブだった。
あの子たち、まだほんとに若かったわ。あなたと同じぐらい。
考えまいとしても、考えてしまうの。
見知らぬ土地で激しい戦闘の音を聞きながら、どんなに恐かったか。
どうして、母親として側にいてやれなかったのかって。
だからね、元気がないのよ。」



トビーは、ウォルター・ハフナグルのことを訊ねるために朝鮮戦争記念公園に来ていた。

「何とかして、連絡を取りたいんですがね。つまり、彼のことを気にかけてる人に。」

そうして、彼や仲間たちの溜まり場を聞き出すことができた。



大統領は、お忍びで古書店へクリスマスの買い物に。

ジョシュ「あなたと書店へ行くぐらいなら、
ワシントン記念塔から突き落とされた方がましですよ。」
大統領「クリスマスだから、両方、やってみれば。」

ダニーは、CJが自分とデートすべき理由をリストにしたという。
そこで、CJは、デートすべきじゃない理由を考えるので、後で比べようと提案する。

CJ「わたしのコードネーム、フラミンゴなの。」
ダニー「いいじゃない。」
CJ「消えて。」
ダニー「あっ、そう。」



レオは、クリスマス休暇後、自身の進退問題について話し合いたいと大統領に申し出る。

レオ「メンドーサが議会の承認を得る間に、
影響のなるべく少ない形で辞任するのが1番です。」
大統領「君の辞任を認めるつもりは、ない。」



ジョシュは、レオからローリーを利用するなと念を押される。



トビーは、ウォルター・ハフナグルの溜まり場だった場所を訪ねた。
そこには、ウォルターの弟ジョージがいた。
トビーは、彼の兄が亡くなったことを伝える。
ウォルターは、朝鮮戦争へ行きパープル・ハート勲章を貰っていた。
戦闘で怪我をしたのだ。

ジョージ「兄貴は、いい兵隊じゃなかったんだなぁ。」
トビー「大勢が怪我をしたり、または、死んだんですよ。」

昨夜は冷え込み、ジョージは保護施設で眠ったという。

ジョージ「けど、ウォルターは、ベッドにありつけなかったんだろう。」
トビー「残念です。」

トビーは、ウォルターには軍隊式の葬儀をやって貰うだけの資格があると、
そして、それを自分に手配させて欲しいと申し出た。



CJは、本気でダニーと付き合うべきでない理由を書いたリストを作ってみせた。

ダニー「君のリストを無視するよ。だって、馬鹿げてるし、俺は君に惚れてる。」



ダニーは、CJにプレゼントを渡す。もう既に金魚を貰ったわと、CJ。
今度は、金魚の餌だった。

そこへ、レオがCJのオフィスを訪ねて来た。

ダニーが去った後、思わず「彼とは、付き合う気はないんです。」と口走るCJ。

レオは、偏見による犯罪に対する法整備を大きく取り上げないでくれと言う。
まだ、どっちの立場を取るのか分からないと。

CJ「彼らは、被害者をなぶり殺しにしたんですよ。面白がって、殺したんです。
これは、人種差別や性差別や反ユダヤ主義や同性愛に対する恐怖の表れです。
しかも、これらはこの国が抱える病の一部にすぎません。」

レオ「それは、勿論わかってる。たが、思想を取り締まることが正しいのかどうか、
誰にも確信がないし意見はさまざまだ。だから、慎重に扱って欲しい。」

CJ「ご予定は?」
レオ「クリスマスの?」
CJ「ええ。」
レオ「ボーっとしてるよ。」
CJ「何か、作りに行きましょうか。」
レオ「お袋みたいだな。」
CJ「聞いただけです。」



サムとジョシュは、ローリーを訪ねた。

サム「僕らの仲間が困ってる。
ある議員が彼の過去を暴露すると、彼にとっては破滅になりかねない。
だから、ひょっとして、職業柄、君に協力を頼めないかと思って…」

ローリーは、サムが具体的に言わなくても、彼らが何を求めているのか分かった。

ローリー「これ、マジなの?何かの冗談じゃなくて?」
サム「マジだよ。」
ローリー「じゃあ、帰って。聞かなかったことにする。」



ジョシュは、彼女に前に会っていることに気がついた。
ホワイトハウスの晩餐会で会っていたと、教えられる。

ローリー「大統領に大口献金する人だって、女を買うのよ。
共和党員だけだと思ってたの?」

こんなやり方は卑怯だと、ローリー。

ローリー「誰が、考えたの?」
ジョシュ「僕だよ。」
ローリー「じゃあ、あなたの入れ知恵なのねぇ。」

ジョシュ「あぁ、そうだ。僕は、どう罵られようとも構わない。
ある人物が攻撃に晒されてる。それを受けたら、僕らの世界じゃあ、2度と立ち直れない。
僕のやり方が不道徳だって言うなら、それは、敵が卑怯だからだ。
第一、道徳のことで説教される筋合いはないよ。娼婦にっ」

サム「ジョシュ!」

ジョシュ「君の協力なんか、必要ない。客から受け取った小切手を調べりゃ、分かるさ。」
ローリー「家から、出てってくれない。」
ジョシュ「いいから、名前を言えよ。金なら、やるからっ」
ローリー「いいわよ。じゃあ、名前を言ったら、シャワーに戻るから、
その間に、お金を置いて出て行ってくれる?」

サム「悪気は、ないんだ。」
ローリー「あるわよ。彼には!」



ジョシュ「ごめん。悪かった。あんな失礼なこと言っちゃって。謝るよ。」

サム「その人を助けたいんだよ。僕らにとっては、大事な人だから。」
ローリー「気持ちはわかるけど、やり方を考えなきゃ。」



12月24日 金曜日

CJは、諦めていなかった。
思想によっても、人を裁くべきだと考えていた。

CJ「人々公民権を守ると口で言うだけでなく、実際に行動しないと。
それが支持率の増加にも繋がるんです。」

これが、レオの心を動かした。クリスマス休暇明けに、改めて話し合うことなった。



レオは、ジョシュとサムがローリーに会いに行ったことを知っていた。

何故、それを知っていたか?

尾行をつけたのだ。驚く2人。
結果は駄目で当然だと、レオ。やり方が間違っていると諭す。

ジョシュ「良かれと思って。」
レオ「わたしが、喜ぶと思ったのか?」
ジョシュ「いえ。」
レオ「嬉しいよ。」





ジョシュ「補佐官…」
レオ「わかってる。」
ジョシュ「朝の来ない夜は、ないんですから。」



CJは、イブ最後の会見を終えた。

CJ「金魚くん、ちょっと。」

ダニーを呼び、デートのかかった質問を彼にぶつける。

CJ「偏見による犯罪に更なる刑罰を科すことは、排他主義への警告になると思わない?」
ダニー「いや、罪は罪だ。殺人に上下はないよ。
人を思想で罰するようになっちゃ、終わりだ。そう思うだろ?」

CJは、そう思っていない。

CJ「今夜、私を納得させて。」
ダニー「俺を誘ったんだね?」

49回もダニーに誘われたうちの1回に付き合うだけだし、これは仕事だとCJは念を押す。

CJ「わたしのコードネーム、フラミンゴなの。」
ダニー「いいじゃない。」
CJ「金魚に餌やらなきゃ。」
ダニー「あっ、そう。」

CJが去ったところに、ジョシュが…

ジョシュ「ダニー、どんな感じ?」
ダニー「微妙だよ。」
ジョシュ「あっ、そう。」



ドナは、ジョシュからのクリスマスプレゼントを開けた。
古書店で買ってきたらしい。
ハインリッヒ・ブレッケングルーバー「アルペンスキーの芸術性について」

ドナ「何て言えばいいか。」



ジョシュは、中にメッセージが書いてあると言う。
ドナは、本を開き、メッセージを読む。
そこに、書かれていたのは…?



ジョシュ「そんなに、感動しないでよ。」

ドナ「どうして?あなたは、いつも、すっごく冷たいのに、
急にこんなこと書くんだもの。」

「ありがとう。」

ドナが、ジョシュを抱きしめる。



ジョシュ「それ、ほんとだよ。」



ドナ「それ、スキーは危ないってこと?」



ジョシュは、1度、オフィスに戻りかけて、そっとブルペンを伺う。
そこには、本を手にし、本当に嬉しそうなドナがいた。



トビーは、ランディンハム夫人からホームレスの葬儀を大統領の名で手配したことを
戒められる。

ランディンハム夫人「しては、ならないことよ。絶対に、してはならないことでしょ。」



トビーは、もちろん、大統領からも葬儀の件を訊ねられる。

トビー「救急車が来るのに、1時間20分も掛かった。
朝鮮戦争で戦った海兵隊の兵長ですよ。あまりにも、ひどい扱いでしょう。」
大統領「トビー、こんなことをしたら、ホームレスの退役軍人がゴロゴロ出てくるぞ。」

口ではそう言いながら、大統領はトビーを誇らしく思っているようだ。



トビーは、これから遺族を迎えに行き、その足でアーリントン墓地へと向かう。
ランディンハム夫人が、彼を呼びとめた。彼女は、コートと帽子を身につけている。

「トビー、わたしも行きたいの。」





ホワイトハウスに、聖歌隊の「リトル・ドラマー・ボーイ」の歌声が響く。



アーリントン墓地では、退役軍人ウォルター・ハフナグルの葬儀が行われる。



聖歌隊の前に集うスタッフたち。



棺に花束が手向けられた。
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by jd_tww | 2005-06-12 06:32 | Season1
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