ザ・ホワイトハウス S1-1「大統領と側近たち」

どのエピソードからTWWを見始めたのかと訊かれたら、
それはこのパイロット版。
だけど、初めから楽しみにして見た訳じゃなく、
そう言えば新しいドラマが始まったんだとテレビをつけた時は、
もう半分くらいの時間が過ぎていました。

The West Wingは、もちろん知っていました。
その当時、エミー賞を3年連続で受賞していた作品ですから。
そして、3年連続同じドラマが受賞なんてつまらない
なんて実は思っていました。
政治ドラマ?興味ないわ~とも。

だから、ちょっと見てみようか...くらいの気持ちでした。
それが、いきなりビビッと来るものがあるではないですか!
途中から見たからさっぱり訳がわからない上に、
台詞の洪水、それも、かなり流れが速い。
その流れに引きこまれてしまったのです。

「バックステージ・ザ・ホワイトハウス」にて
ジョン・スペンサーが、アーロン・ソーキンの台本は音楽的で、
リズムとサウンドがあると語っていましたが、
そのリズムとサウンドにのせられたのかも。
(私は、吹き替え版での鑑賞ですが...)

そうしているうちに、マーティン・シーン登場。
さすがの存在感。
そして、あっという間のエンディング。
来週も絶対見よう。そう思っていました。





それから、初めてこのパイロット版をちゃんと見れたのは、
Season2放送前のSeason1再放送でした。
あれから何度か見ていますが、
改めて、でも、ちょっと久々にこのエピソードを見た感想は...

(エピソードガイド兼感想となっています。)

やはり、サムには吉田栄作さん!ということ。
これこそサムって思いました。
彼のひたむきさがより感じられるのです。

そのサムの専属の秘書キャシーが、懐かしいな。
ボスに対して強気な秘書ぶりは、ドナに負けていませんでした。

エド&ラリーがパイロット版から登場していたことも確認。

サムがレオの奥さんやマロリーのことを全く知らないでいたのが、ちょっと不思議。

ある夜、サム・シーボーンは、バーでローリーという女性と出会う。

 

お互いに1人惚れという感じ。サムの微笑みがたまりません。
やっぱり、サムにはローリーがお似合い。

翌朝、レオ・マクギャリーは、自宅で"POTUS"からの電話を受け、
CJ・クレッグは、ジムのルームランナーで汗を流しながら
隣で走る男性に話しかけることに夢中でポケベルの音に気づかない。



やっと気づくと、今度はメッセージのチェックで足元が疎かになり…
そして、次の瞬間、CJの叫び声が響く。
その頃、トビー・ジーグラーは、機上でメッセージを受け取っていた。
また、あるオフィスでは、掃除機の騒音の中デスクで眠っていたその部屋の主らしき人物が
ポケベルの音には即座に目を覚ます。彼は、電話の受話器をとると、

「ジョシュ・ライマンだけど。」と、名乗った。



噂に聞いて楽しみにしていた、ズッコケCJと騒音の中で眠るジョシュ。
CJは可愛いし、ジョシュは寝顔がキュート?
いえ、最初の頃、第1印象に、なんて頭の大きな人だと感じたことを思い出しました(笑)
そして、トビーは、最初から苦虫を噛み潰したような顔をしてたのね。

サムは、ローリーの家で一夜を過ごしていた。
朝、彼がシャワーから出ると、
ローリーが自分のポケットベルと間違えて、サムのを見てしまったと言う。

ローリー「"POTUS"が自転車事故。至急、オフィスへ来い。」

まだ朝の5時半だったが、サムは彼女にまた会いたいと電話番号を訊くと慌てて出て行く。

ローリー「"POTUS"が自転車で事故ったから?
友達に変な名前ねって、言っといて。それと、お大事にって。」
サム「友達じゃなく上司だし、名前じゃなく肩書きなんだ。」
ローリー「"POTUS"が?」

サム「"President Of The United States" 大統領のことなんだ。」



アメリカ合衆国大統領首席補佐官レオ・マクギャリーがホワイトハウスに出勤すると、
まず大統領次席補佐官ジョシュ・ライマンのオフィスへと向かう。



ここから、レオがウエストウイングのロビーからジョシュのオフィス、
大統領執務室を経て首席補佐官室へと向かうカットなしのシーンは、
何度見ても圧巻です。

そして、ジョシュの秘書ドナ・モス登場。



レオがジョシュのオフィスに到達するまでに、
ジョシュの秘書ドナが彼を大統領の自転車事故の件で質問攻めに。

脇役スタートだったと思えないくらい、最初から目立っていました。

自転車事故を起したと言っても、大統領の怪我は軽い捻挫だけ。
今日中には、復帰するだろうということ。
それにしても、事故の原因は?
木を避けようとして、避けきれなかったらしい。

レオが、ジョシュのオフィスに入ると、
小さなボートでフロリダを目指しているキューバ難民についての報告を受ける。
しかし、ジョシュには、何人乗っているのか、何時キューバを出たのか、
または、何時フロリダに着くのか。詳しい事は、未だ何も把握できていなかった。

そのジョシュは、昨夜出演したテレビ番組「キャピタル・ビート」で
メアリー・マーシュという女性を怒らせてしまった。
それは、政治的に影響力のあるアル・コールドウェルをはじめ
キリスト教右派全体を侮辱したのも同じことだった。

レオが大統領秘書室に入ると、
大統領秘書のランディンハム夫人が大統領の怪我を気遣うけれど、
壊れたのは、レオが誰にも貸さないと誓っていた4000ドルの自転車だった。
そして、大統領をどんくさいと言い、ランディンハム夫人から窘められる。
それから、彼は、大統領執務室を通り抜けると、
やっと自分のオフィス首席補佐官室に到着した。

レオのオフィスに、CJ・クレッグホワイトハウス報道官の他に、
トビー・ジーグラーホワイトハウス広報部長、サム・シーボーン広報部次長、
そして、ジョシュが次々と集まり、キューバーからの難民について話し合う。
彼らについての情報は、
1200から2000人のキューバ人がハバナの南の漁村を出たというくらい。
問題は、海にいる間ではなく目的地マイアミについた後だ。
送り帰せば、彼らは危険だ。選挙に響くし、第一、人道的に間違っている。
州兵を出せという声があるという。
彼らは、助けを求めている。カストロに喧嘩を売る必要はない。
必要なのは、食料や医者なのだ。



メアリー・マーシュ「わかりました。ライマンさん。
あなたはどんな神も信じないと仰るんですね。わたしが崇める神も。」

ジョシュ「あなたの崇める神さまは、脱税でお忙しい。」

オフィスのビデオで、自分の失言を何度も繰り返し見るジョシュ。


そこへ、ドナがオフィスへ入ってきた。
その手に、コーヒーカップを持って…

ジョシュ「いつから僕の下で働いてる?」
ドナ「う~ん、選挙中から。」
ジョシュ「僕の秘書になってから何年?」
ドナ「一年半。」
ジョシュ「今までコーヒー持って来たことってあったっけ?」
ドナ「……」
ジョシュ「ないだろ。1度だってないんだよ。」
ドナ「だからって大騒ぎするほどの…」
ジョシュ「僕がクビになると思ってるんだろ。」



彼女のボス、ジョシュは、このパイロット版ではわたしの好きなジョシュとどこか違う。
吹き替えのテンションが高く感じられるからかも。
でも、ドナとやりとりは、最初からいい感じ。

ドナ「あなたがいたから、当選できたのよ。
あなたとレオとCJとサムがいたから。それに、トビーも。」



ドナの勢いにちょっとうろたえている表情は、やっぱりジョシュ。

そして、ジョシュは、本当にクビになるのか?
トビーが、ジョシュがホワイトハウスに残るためには
アル・コールドウェルたちに謝罪するべきだと説得する。

「だが、誤解しないでくれ。わたしは君のことが好きな訳じゃない。」

もう~素直じゃないんだから、部長。

頭を下げることに抵抗を感じるジョシュ。
しかし、本来なら、広報的立場からジョシュクビにして追い出すのが1番だと
大統領に言うべき立場にあるトビーが、ジョシュを助けようとしてくれているのだ。
遂に、ジョシュは、謝罪することを受け入れた。



大統領と対立する立場にあるがハリウッドで人気のロイド・ラッセル上院議員が、
マンディ・ハンプトンという有能なコンサルタントを雇った。
次期大統領選に照準を合わせてのことだと推測できる。
ジョシュは、早速、レオに報告する。





サム「昨日から着替えてないだろ。」
ジョシュ「お前も?」
サム「ああ。」
ジョシュ&サム「……」



着替えてない理由は、違うのですけどね。
2人の間が、絶妙です♪

ジョシュは、ワシントンにやって来たばかりのその女性マンディ・ハンプトンと会う。
マンディはバートレットの大統領選挙キャンペーンに参加し、
その当時ジョシュとつきあっていたのだ。
今回、彼女との会話で知り得た情報は、ラッセル議員の支持率が上がっていること、
そして、マンディが議員とつきあっていることだった。とにかく、2人は今は敵同士なのだ。



CJは、レオにジョシュの処分を大統領がどう考えているか訊ねる。

レオ「彼とは知り合って40年になるが、これだけは言える。
彼がどういう選択をするかは、、全く予想不可能だよ。」

実際には、24時間前ジョシュを解任しろとレオに命じた大統領を説得し続けていた。

一方、サムは、レオの奥さんをパーティでナンパしようとしてから
彼女に良く思われていなかった。

サム「僕に誘われれば、普通、喜ぶよ。」

その奥さんから、娘の4年生のクラスがホワイトハウスへ見学へ行くので、
サムに案内して欲しいという頼みがあったという。
そこで、サムのポケベルが鳴る。

発信先に電話をかけると、「カシミア・デート・クラブ」と名乗り、
サムを呼び出したのではなかった。
サムが持っていたポケベルは、ローリーの物だったのだ。

記者たちから、大統領はジョシュの件でどう言っているのかと問い詰められるCJ。
トビーがセッティングしたコールドウェルたちとの会見が迫っていた。

サムは、ローリーのアパートを再び訪ねた。
ポケベルを返してもらいに来ただけじゃなく、もちろん、訊きたいことがあった。
ロー・スクールの学生で、バーでバイトしながら、その上、更に掛け持ちで、
高級コールガールまで…するのは可能?
彼女には、可能だった。2人がつきあうことはできない。



出会いの時の微笑みと違う寂しげな笑顔が、また印象的。そして、切ないです。

サムは、実のところホワイトハウスの歴史を全く知らない。
レオの娘のクラスの子供たちに、デタラメな話をすることに。
クラスの担任マロリー・オブライエンが耐えかねて、サムに抗議する。
何とかレオの娘に良い印象を与えなればならないサムは、担任に助けを乞う。
しかし、自力で頑張るべきだと返されてしまう。

サム「オブライエンさん、仰る通りですが、お願いします。
僕は、今日ついてない日なんですよ。
さっき、知ったんですけど。タイムズの世論調査によれば、
国民の大半はホワイトハウスに失望してるようだし、
大統領が自転車で木に突っ込んだ映像が、追い打ちをかけるでしょう。
こうしてる間にも、キューバ人は海を漂い、
フロリダ州知事は港を封鎖をしようとしている。
僕の親友は、失言のせいでクビになりかけているし、
僕は、夕べ知らずにコールガールと寝てしまった。
だから、どうか、助けると思って、どれが上司の娘か教えてください。」

マロリー「わたしが、娘よ。」
サム「あなたが?じゃあ、お嬢さんのクラスってのは…」
マロリー「あたしの、クラス。」

サム「まさに、踏んだり蹴ったりだな。こりゃあ。」



会見の席で、神妙に謝罪するジョシュ。
ところが、メアリー・マーシュはそれ以上の償いを求めてきた。
ジョシュに謝罪を説得したトビーだが、それには応じられない。
しかし、メアリーは引き下がりそうもない。

メアリー「クビは時間の問題よ。あんなニューヨーク流のギャグのおかげで。」



ジョシュは、コネティカットの出身だった。
それでも、彼女が何が言いたいのか分かっている。つまり…

トビー「ユダヤ人っていう意味だ。
ニューヨーク流っていうのは、ユダヤ人でしょ。わたしと君のことだ。」

ジョシュ「そっちに持っていっちゃ、まずいでしょ。」

コールドウェルは、謝罪はあったしとその場を収めようとするが、
トビーとメアリーは睨みあっている。
そこへ、ジョン・ヴァン・ダイクが、政府は言論の自由を声高に唱えながら、
どうして第一の戒律について語ろうとしないのかと問いかけてくる。そこへ、
言いがかりだと、メアリー。
言いがかりじゃないと、トビーは反論する。
それに構わず、ヴァン・ダイクは続ける。
第一の戒律は、父を敬えだと。

トビー「違うでしょ。」
ジョシュ「部長…」

トビ「違うんだ。うるさい!この馬鹿げた話し合いを最後まで続けるつもりなら、
戒律ぐらい正しく言うべきだろ。」



今回のエピソードでわたしにとってのハイライトは、
何と言っても、コールドウェルやメアリー・マーシュとの話し合い。
メアリーへの失言を謝れとジョシュを説得していたトビーが、
そのためにこのミーティングをセッティングしたトビーが、
1番熱くなり、メアリーたちに反論。
誰もトビーを止められない。
初めて見た時、思わず拍手を送ってしまいました。

もう、我慢できないと、怒り心頭のメアリー。

トビー「父を敬えは、第3の戒律だ。」
ヴァン・ダイク「じゃあ、第1の戒律は、何だ。」

「わたしは、あなたの神。あなたは、他の何者をも神としてはならない。
まだ、覚えてたよ。」

そこへ、救世主の如く現れたのが、
自転車事故の怪我で不在だったジェド・バートレット大統領。



改めて見ると、スタッフたちと一緒にホッとした気分に。

ところが、和やかな空気は束の間。

レオやサムも執務室に入ってくると、
大統領は、自分が自転車事故を起した時、怒りに満ちていたと話し始めた。
大統領の12才の孫娘アニーが、雑誌のインタビューで中絶について意見を述べたことで、
キリスト教右派の過激派「神の子羊」から嫌がらせを受けたのだ。

大統領「私は家族を愛しているし、聖書も隅から隅まで読んでる。
そこで、君たちに聞きたい。
この神の子羊と名乗る連中は、いったい聖書のどの部分から啓示を受けて、
わたしの僅か12歳の孫娘に喉にナイフの刺さった人形を送りつけてきたのか。」



大統領は、神の子羊を公然と糾弾することをコールドウェルに要求。
立場が逆転した。
そして、コールドウェルたちは、立ち去った。

ジョシュ「結局、1番冷静だったのは僕だったみたいですね。」



何て、調子のいいジョシュ。CJが、ジョシュをからかう。そこへ、

「お帰りなさい。大統領。休暇は、いかがでした?足首の具合は?」と、
当の大統領の声が。

自分でお帰りなさいって…可愛いです。

大統領はメモを受け取り目を通すと、孫娘のアニーが持ってきた記事の切り抜きの話をする。
それによれば、チリのある少女がトマトを切ったら、
その切り口が完璧な ロザリオの形をしていたという。

大統領「神学者たちはそのチリ人の少女にいたく感動してるんだが、
アニーは少女よりトマトの方に感動していると言ってた。
何故か、それを思い出してね。」

メモには、キューバ難民について書かれていた。
その数は、、およそ1200人。うち700名が嵐のため引き返し、
350名が行方不明もしくは死亡。
137名がマイアミに着いて保護され、亡命を望んでいる。

大統領「背中に荷物をしょって嵐を乗り越え、命の危険も顧みず、
夢をを抱いてこの国へ来る。
これこそ感動的だ。言えることは、1つ。仕事に戻ろう。」



大統領ががいると、場面が締まる。改めて、そう感じる場面でした。


大統領「ジョシュ、神さまは脱税にお忙しいだと?2度と言うんじゃないぞ。」



ジョシュも、神妙。

執務室からスタッフたちが去り、

大統領「ランディンハムさん、次は何だ?」



このエピソードの中で、何故だか1番胸が熱くなってしまった台詞です。
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by jd_tww | 2005-04-08 14:30 | Season1
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